【アニメ】『ラグナクリムゾン』第3話 レビュー

アニメ

©小林大樹/SQUARE ENIX・「ラグナクリムゾン」製作委員会

※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。


『3話 煽動』感想


冒頭、上位竜の1人と思われる
ナルシスト気味な男性の一人語りから始まる。
コイツが次の敵であろうと予想できるが、
やはり上位竜のエンカウント率が高すぎて若干心配になってしまう。

場面が切り替わり、狩竜人(かりゅうど)と竜の集団戦が描かれる。

そこへ一台のトラックが走ってきて、
中から現れたラグナにより
その場のいる人間たちは救われるという流れ。

えっ、この世界って車あるの?

文明レベルは中世ヨーロッパ程度の
ファンタジーだと思っていたが、どうやら違ったらしい。
その場の人たちも車に突っ込みを入れていなかったので、
見慣れている可能性がある。
私が見落としていただけで、今までも登場していたのか?


そして第2話の最後のシーンの回想へ。
ラグナクリムゾンが、共闘を約束した場面の続きが描かれる。

クリムゾンのしもべというスライムも登場するが、
口調も性格も生意気な子供のようで、
かなりコミカルなキャラクターになっている。
この子がしゃべるだけで、
作品のダークな雰囲気がグッとコメディに寄る印象。

私個人としては問題ないが、
重厚なダークファンタジーを期待していた層には、
厳しい評価が下されるかもしれない。


これからの戦いに備えて、
ラグナが知っている未来の情報を
できるだけ聞き出そうとするクリムゾン。

しかし大ざっぱな記憶しか持っていないラグナは、
ハッキリとは思い出すことができず、
問い掛け対してほとんど答えることができなかった。

ここの2人のやり取りについても間や空気感などが、
かなりコミカルな演出をされていたので、
本作は適度に笑えるシーンを入れてくれる様子。


回想終了後、クリムゾンは助けた人間たちの前で、
ラグナのことを『死神』、自分自身のことを
お供の『魔法使い』と紹介する。

そして言葉巧みにその場にいる狩竜人たちを戦いに駆り立てて、
戦力として取り込んでしまうのだった。

味方にした狩竜人たちに武器を提供するのだが、
魔法で造り出した武器庫には拳銃や自動小銃、
ロケットランチャーなどが陳列されていた。

剣で戦うファンタジーじゃないのかい!?

なんというか不覚にも笑ってしまった。
ここまでいけば、もはやギャグの領域だろう。
どうやって戦うのかと言えば、
ラグナの能力で生成した銀気をまとった弾丸を撃ち出すことにより、
それを竜に当てて倒すということらしい。

たが、次に戦う相手は『第三位階 ディザス・トロワ』
上から3番目とは、いくらなんでも早すぎだろう?
しかも無理がたたってダウンしてしまった
ラグナ抜きでの戦闘になるらしい。

クリムゾンが狩竜人たちを指揮して戦いに突入する、
というところで今回は終了。


正直、当初想定していたよりも
コメディ要素を入れていたので、
作品の印象はかなり変わった。

あと、ラグナが割と不器用で口数が少ないので、
クリムゾンの毒のあるキャラクターもイイ感じ。
彼がいることで物語にメリハリがついた印象。

そして、やはりクリムゾンの声優が村瀬歩というのが大きい。
なんというかヘンな意味で色っぽい気がする。
バレーボールアニメの主人公を
やってる時はそんなことを感じなかったので、
改めて声優のすごさを感じたところ。

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