【アニメ】『SHY』第2話 レビュー

アニメ

©実樹ぶきみ(秋田書店)/SHY製作委員会
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『第2話 ありったけの心で』感想


​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​前回は小石川 惟子(こいしかわ いこ)という少女が、
転校してくるシーンで終わりを迎えた。

彼女は第1話の冒頭で
主人公の紅葉山 輝(もみじやま てる)こと、
ヒーローのシャイが救出の際、怪我を負わせてしまった人物。

惟子が転校してきた理由というのも、
足の怪我のため自宅近くの学校へ通うことにした、
とのことで責任を感じる輝。
校内で泣いている惟子を見かけた輝は
彼女を保健室へと連れていくことなる。


そこで輝は惟子に
「シャイを恨んでいないか?」と問いかけるが、その答えは
「誰かのために死力を尽くす人を恨む人間なんていない」
というものだった。

輝が席を外した隙に敵が保健室へ入り込み、
惟子に指輪をはめた結果、
彼女は異形の化け物へと変貌してしまう。

実は惟子は心に闇を抱えており、
指輪はそれを暴走させる装置だった。

シャイは惟子との対話の結果、
彼女を救い出すことに成功する。


第2話の話の流れとしてはこんな感じ。
第1話で救いきれなかった少女がなんらかの形で
物語に関わってくると思っていたが案外早くて驚いた。

惟子はシャイの正体を知っているため、
いわゆる主人公の親友ポジションになりそう。

ちなみに私個人としてはフィクションであっても、
「よく泣く女性」というのかなり苦手なタイプ。

本作の紅葉山 輝もそれに該当するのだが、
毎度ヒーローとしての見せ場があるおかげか、
それほど気にならなかったのが自分でも意外だった。

小石川 惟子に関しても、かなり美人という設定だが、
「~なのかい?」「~なのさ」など、
口調が少年っぽいところが結構ツボ。
このコンビはなかなか気に入りそうで楽しみ。


印象的だったのは、暴走した惟子と対話する中で、
紅葉山 輝の過去に触れるシーン。
葬式の最中に祖父と思われる男性と語らうくだりが描かれているが、
亡くなった方の遺影を見る限り今の輝と同じぐらいの年齢の女性と思われる。

輝がヒーローになるきっかけの出来事だと推察されるので、
あとで詳しく描写されるのだと思う。

今回も前回同様にキレイに物語がまとまっているため、
基本的には一話完結型の作品なのかもしれない。

登場人物のトラウマを描くなど、結構キツイシーンが展開されるが、
きちんとハッピーエンドに着地させているため、
視聴後の感想としてはさわやかな印象になるのが特徴だろう。

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