
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
©弘松 涼/ブサメンガチファイター製作委員会
第1話「爆誕ガチゴッド」&第2話「探索ガチダンジョン」感想
原作は完結済みの「なろう系」小説で、
コミカライズもされているが、
どちらも未読なのでアニメ初見の感想になる。
痴漢冤罪を掛けられたせいで、
女性恐怖症および引きこもりになってしまった、
主人公の「吉岡 しげる(よしおか しげる)」。
ある日、彼はネットの書き込みで「異世界への行き方」を目にし、
その通りに実行したことで異世界へ転生するのだった。
ジャンルとしては転生モノの一種だが、
ファンタジー風味のゲーム世界へと入り込んだ感じだ。
転生する際にキャラメイク画面が表示されるのだが、
しげるはルックスの値を下げたり、
自らを弱点を付与することによって、
ボーナスポイントを大量にゲット!
その結果、容姿が最悪でありながら
超絶ステータスの「絶対神」というクラスを持つ、
ブサメンガチファイターが誕生したのだ。
ご都合主義的にチートスキルをもらえる展開が多い中、
代償やデメリットを支払ったことで、
強くなったという設定がユニーク。
ルックスの値を下げたことによって、
転生前よりもブサイクになったのは間違いないが、
元々のしげるも容姿にコンプレックスを抱いていた。
しかし、その境遇にへこたれることなく、
営業職としてがんばって結果を出していた点も
非常に好感が持てる部分である。
彼の中身の年齢が「34歳」で、
大人として冷静な判断力や義理堅さを備えており、
転生モノにありがちな「過剰なイキり」が無かった点も、
見やすかったポイントだ。

また、しげるの声優が「諏訪部 順一」という部分も見逃せない!
見た目が髪が薄くなりかけた肥満体のオッサンから、
シブくセクシーな声が発せられるので、
幾重にもギャップを感じられて笑ってしまう。
「アーチャー」や「両面宿儺」、
「イレイザーヘッド」あたりのカッコイイ系と
異なる魅力を見せてくれたのは、
さすがはベテラン声優といったところ!
唯一、名前が明かされていない「ロリっ子」だけは
何か秘密を抱えてそうな気はするが、
一緒にパーティーを組むことになるメンバーも、
割と善良な人物がそろっているのでストレスがたまりにくい。
ぶっちゃけた話をすれば、
出オチ感の強い作品の可能性もあるがかなり楽しめたので、
レビュー記事はともかくとして視聴は続ける予定だ。





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