
©小林大樹/SQUARE ENIX・「ラグナクリムゾン」製作委員会
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
『10話 利害と共闘』感想
スターリア・レーゼと銀装兵団の話し合いからスタート。
部下からの報告では、砦を囲んでいる竜の軍勢に異変が生じているらしい。
スターリアの目算ではこの国はすでに竜に敗北している状態で、
残った民たちを連れて、ひとまず他国へと逃れて態勢立て直すつもりとのこと。
そこへラグナとクリムゾンが話に割り込んで来てしまい、
先ほどまでの凛々しかったスターリアから、
一気にラブコメモードへと変化してしまう。
ラグナが銀装兵団のメンバーを見た時の
感想が結構印象的だった。
彼らのことをスゴイ使い手の集団で、
レオよりも強い人が何人もいると言っていた。
銀装兵団とレオニカの間に
どれぐらいの差があるのかわからないが、
多少鍛えれば何とかなるレベルだったら、
ぜひ仲間に入れてあげてほしい。
銀装兵団は女性陣が個性的過ぎて、
個人的には癒やされる暇がないからだ。
クリムゾンのほうは銀装兵団の脱出計画も看破しており、
協力するつもりでさまざまな情報や戦力の提供を約束するが、
生理的に受け付けられないスターリアはその提案を却下する。
自分ではラチが明かないと感じたクリムゾンは、
スターリアの説得をラグナに任せることにした。
すぐに王都へ戻りアルテマティアと
決着をつけたがっていたラグナが、
なぜこの場にとどまっているかといえば、
このまま銀装兵団だけで上位竜2体を向かい討とうとすると、
確実に敗北することが決まっているからだ。
未来ラグナの記憶に銀装兵団の記憶が無いことが、その証拠となる。
クリムゾンが『ウンコのようなヤツ』という解釈一致により、
ラグナによるスターリアの説得は成功する。
途中、挿入された銀気姫のヤベー顔は一見の価値アリ。
場面は変わり、竜サイドのエピソードが展開される。
精神的に追い込まれてしまい時操魔法が使えなくなった、
アルテマティアの元へウォルテカムイが帰還。
弱っているお嬢様をなぐさめる俺様ヤンキーのような構図で、
主人公サイドよりもよっぽど真っ当なラブコメをしていた。
血主はちょっとかわいかったし、
チンピラ竜のフォローや口説き文句は見事を言わざるを得ない。
でも『トラウマティア』って、かなり笑ってしまったぞ?
そしてディザス・トロワを倒した、
狩竜人のおじさんはやはり討ち取られていたようだ。
気になるのはクリムゾンが、どこまで読んでいたかということ。
彼らの中から自分の記憶を消した理由はなんとなくわかるが、
死神・ラグナの存在を残しておいたのは、
いざという時に囮として使うためだろうか?
あと、どんな形であれネビュリム少年の気持ちが
多少なりとも報われるといいとは思う。
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