【アニメ】『シャングリラ・フロンティア』第10話 レビュー

アニメ

©硬梨菜・不二涼介・講談社/「シャングリラ・フロンティア」製作委員会・MBS


※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。


『第10話 やろうぜ、墓荒らし!!』感想


『千紫万紅の樹海窟(せんしばんこう の じゅかいくつ)』進むサンラクは、
エリアボス『クラウンスパイダー』に挑戦する。
エムルに頼らずに自分一人でノーダメ、ノーデスを試みる。

新たに習得したスキルを駆使しながら、
宣言通りの撃破を達成するのだった。
クモは縦糸は粘り気がないという話は、
別の作品で聞いたことがあったが、
サンラクもゲームで学んだ可能性が高いだろう。

戦闘後に鉛筆戦士ことアーサー・ペンシルゴンから、
以前約束した会合についての連絡が入る。
サンラクと同じタイミングで、
​オイカッツォ​という人物にも同様の連絡があった。
彼こそがプロゲーマーであり、
サンラクのクソゲー仲間でもある魚臣慧(うおみ けい)

『シャンフロ』内でのアバターは女性のようだが、
現実世界では男性のようだった。
現状でアバターの正体が判明しており、
性別が異なるのは彼が初めてではないだろうか?


サイガ-0に関しては全身鎧の性別が不明なので、
正直、なんとも言えないところ。
現実世界では、雑誌で『シャンフロ』のアップデート情報に
目を通していた陽務楽郎を、斎賀 玲が発見。

彼女のほうから勇気を出して声を掛けるも、
楽郎側では去年同じクラスになった女子としてしか認識がなく、
名前を思い出すにも一苦労の状態だった。

しばし『シャンフロ』についての会話がなされるが、
サイガ-0の正体が自分だとは言わなかったので、
一応、恥ずかしいという気持ちがあるのかもしれない。

あと、興味深かったのがゲーム内でのノリとは異なり、
楽郎が普通に玲と会話できていたこと。
重度のゲーマーというのは、現実と虚構で
性格をうまく切り替えているのかもしれない。


ちなみにアーサーからの相談内容というのは、
サンラクとオイカッツォ、そしてアーサーの3人で協力して、
『墓守のウェザエモン』というユニークモンスター討伐への誘い。

アーサーいわく重要なのはプレイヤーレベルではなく、
プレイヤースキルのようで、阿修羅会の上位15人で
挑んだ際は返り討ちにあってしまったとのこと。

プレイヤーが敗れたところで多少のペナルティがあるだけだが、
『シャンフロ』というゲーム内では、
NPCは一度死んだら復活しないというルールがあるらしい。

NPCとはノンプレイヤーキャラクターのことで、
エムルのようなゲーム内での登場人物のこと。
サンラクはエムルを連れていかないほういいと、
アーサーから助言を受けるのであった。

この仕様を聞く限りアーサーの目的というのは、
彼女のとって大切なNPCが亡くなってしまったので、
敵討ちのために『墓守のウェザエモン』を狙っているという可能性が高そう。

ユニークモンスター自体もそうだが、
プレイヤーではなくゲーム内に登場するキャラクターにこそ
唯一性がある、というのはなかなか面白い設定だと思う。

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