【アニメ】『RINGING FATE』第6話レビュー

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第6話「違う人生を生きる」感想

修修理屋の「エデン」が一目惚れした相手、
「彩子(あやこ)」がメインのエピソード。

どうやら彼女は生前からメガネっ娘だったようだ。

彩子は教育熱心な両親の元で育ち優秀な成績を収めていたが、
自分の選択で人生を生きていたわけではなく、
親の敷いたレールの上を歩いている感覚になっていた

そんな時に想い人である「先輩」に出会い、
大学院では彼の研究を手伝うことになる。

ちなみにこの先輩は主に実写パートで登場するのだが、
ほっぺのピンク色が濃くて笑ってしまった。
……チークが濃いのではなかろうか?


なお、先輩の専門は「脳科学」で、
人の意識は永遠に消えることはなく、
別の形で存在し続けるという主張。

時間を超えて過去に戻り、
無限に循環を続けるというトンデモ理論である。

死後の世界である「クウ」を見すえたような内容だ。

ところが先輩はいわゆる変わり者の天才タイプで、
周りの人間はついていけなかったらしい。

理論を理解してもらえなかった彼は暴走してしまい、
自分の目で証拠を見つけるために、
彩子を巻き込んで自ら命を断つことを決意

しかし、彩子がクウで目覚めた時には先輩の姿はなく、
事情を知っている人の話によると、
彼は願望がなくなったので消えてしまったとのこと。

先輩との関係に捕らわれ続けている彩子を解き放つために、
戦闘中にもかかわらずエデンは懸命に説得を行なうのだった。


「大熊(おおくま)」VS「青(せい)」の時と同じような締め方である。

おそらくこのあとにエデンと彩子の、
なんらかのエピソードがあるはずなのに、
なにゆえ中途半端なところで終わってしまうのか?

次回に引っ張りたいのかもしれないが、
気になるところで終わったというよりは、
微妙な引きに見えてしまったので効果的に働いているとは言い難い

「ティム」についても「灯(あかり)」という人物を探しており、
彼女になんらかの危険が迫っているように描かれていたが、
そこはさらりと触れられるだけ。

この話も早めに回収してくれないと忘れてしまいそうだ……。


「要(かなめ)」「サブロー」のコンビも掛け合いはするものの、
2人で協力する様子があまり描かれないためバディ感も今一つ

もったいつけているのかもしれないが、
この2人の事情がほとんど明かされていないので、
主役として存在感もなくなりつつある

それぞれのキャラクターの話がブツ切れのせいか、
感情移入しづらい状態になってしまっているのだ。

1クール作品であれば、すでに半分は消化しているハズだが、
舞台も変わらずストーリーも一向に進まないため、
正直なところあまり乗り切れていない。

死後の世界という舞台設定は悪くないが、
イマイチ活かし切れていないという印象だ。


シリアスなのか? コメディなのか?
メカ戦闘を見せたいのか? 人間ドラマを見せたいのか?
どこに注目すればいいのかわからないのもツライ。

つまらないというほどではないが、
色々な要素をつめ込み過ぎているため、
どういう作品なのかわかりづらいという結論だ。

物語の締め方は気になるので最後まで視聴する予定だが、
レビュー記事に関しては一旦、終了しようと思う。


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