
©bilibili
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
『第4話 オートモード!経験値を稼がせて』感想
冒頭、魔王と呼ばれる怪物の前で、
「四天王」を名乗る「3人」が、
話し合いをしているシーンから始まる。
言の魔人(ことのまじん?)
歌の魔人(うたのまじん?)
学の魔人(がくのまじん)
※学の魔人以外は呼ばれていないので正式名称は不明。
話し合いの議題となっているのは、
ゴブリンたちが帰還しないという件について。
偵察なのか探索なのか不明だが、
前回、登場したフードの2人組が始末していたので、
そちらが原因である可能性が高い。
3人は色々と話をするが、
結局魔王から「お前たちは3人しかいないので
『四天王』ではなく『三巨頭』と変えろ!」と言われて、
会話が終了してしまう。
どうやら「3人しかないのに四天王なんだよ!」
というボケに対して魔王がツッコむという、
ギャグを見せれくれたらしい。マジか……。
敵側もこの独特のノリで驚愕してしまう。
場面は変わり、イノーとエンヤァが情報収集のため、
再度森の都へとやって来た。
指名手配されていた2人がどうやって衛兵の目をごまかすかと思えば、
ケモミミとシッポを装着し獣人に化けるといった方法。
ツッコミどころはあるが、ここがゲーム内だと思えば
そういう仕掛けもあるにはあるので、一応は納得できる。
そして前回、会話をスキップしてしまった
鍛冶屋のチェリーという女性の店へ行くことに。
彼女の話を要約すると、
世界をおびやかす邪眼魔王(じゃがんまおう)という存在があり、
伝説によるといずれ救世主が現れて、
魔王を倒し世界に平和をもたらすという内容。
神であるユガーの話によると、
テン・エンヤァこそが救世主であるはずなのだが、
すでにバロルという女性が魔王を倒してしまったらしい。
そのことをきっかけとして、
バロルは森の都の城主となり、
冒険者は必要ないと宣言。
その結果、チェリーを含め
多くの人間がジョブを変えたとのこと。
しかし、チェリーは邪眼魔王が倒されたのではなく、
封印されているだけという情報を入手しており、
バロルのことは疑っている様子。
イノーとエンヤァはチェリーを仲間に加えて、
邪眼魔王を解放してバロルの嘘を暴こうとするのだった。
最後はチェリーの元相方の
ブドウの家を訪ねるところで終了する。
感想としては、残念ながら物語が進んでも、
話に入っていけないところがあるといった感じ。
主役2人のコスチュームや、
仲間が増えたりするのは歓迎だが、
もう少しキャラクターを好きになるような
エピソードを入れてくれないと、
嬉しいという気持ちにもなれない。
あと、最初から妙な違和感がある作品だと思っていたが、
今まで見続けてその理由がようやくわかった。
日常描写の「効果音が多すぎる」のだ。
具体的に言うと登場人物の仕草一つ一つに
いちいち効果音がつけられているという状態。
足音などはもちろんのこと、
キャラクターが指さしたり手を上げたり、
振り返ったりするだけでも、
「ビュッ」「シュッ」という衣擦れ音のような、
音が常に聞こえてしまうのだ。
戦闘シーンであれば気にならないが、
首をかしげたり、姿勢を変えるというわずかな動作にも
格ゲーのキックを空振りしたような音が鳴っているので、
落ち着かないことこの上ない。
常にノイズが聞こえてしまっているような状態なので、
なおさら物語に入っていけないのだと思う。
今まで見てきたアニメに関して、
効果音が気になるということはなかったので、
この点が中国作品としての特徴である可能性が高い。
コメント