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※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
第7話「みんなで戦う塩むすび」感想
「しとろん」が避難しているコロニーに、
「ワイルドハント」が迫っているという情報を入手した、
チーム「えみゅー」の面々が救出に向かう。
敵の中にはボスキャラ「ゴリアテ」もいるらしいので、
最大火力の「霞 れんげ(かすみ れんげ)」をぶつけて、
周辺のザコを他のメンバーが引き付けるという作戦だ。
久しぶりの戦闘シーンで、
スピード感のある迫力満点のバトルが楽しめた。
れんげが軽傷を負うも、作戦通り敵の撃破に成功。
そこへ「しとろん」を名乗る少女が登場する。
本名は「まえだ なんとか」らしいが、
フルネームまではわからなかった。
レースフリフリのファッションにツンデレ気味という、
今までには登場していないタイプのキャラクターである。
彼女がいるコロニーには、多くの避難民がいるとのこと。
とりあえず再会できたのは下記の通り。
「高台寺 えりか(こうだいじ えりか)」と母親、妹。
「咲耶 あやめ(さくや あやめ)」と母親、妹。
「吉野 さざんか(よしの さざんか)」と友人女子たち。
「薄墨 ひなげし(うすずみ ひなげし)」と母親。
思ったよりも生き残りがいたのは喜ばしいが、
奇妙なことに男性の姿がまったく無い。
モブの避難民にもおじさんや少年の姿が無いので、
偶然ではないのだろう。
れんげは1人その場を離れるが、
先ほど負った自分の傷が自然に治癒される現象を
目の当たりにしてしまう。
また、記憶喪失のハズなのに
「河津 ゆり(かわず ゆり)」との思い出があったりと、
普通の人間とは異なる症状に思い悩む。
そこへ「しとろん」が改めて礼を言いにやって来る。
れんげが自分よりも年上だと判断して、
彼女のことを「れん先輩」と呼ぶことにしたようだ。
会話を重ねる中でれんげの顔に見覚えがあると感じたしとろんは、
妹がいないかとたずねてきた。
なんとSNSでコンタクトを取って来た「ベル」の本名というのが、
「霞 すずらん」というらしい。
ベルからも人間の証明として動画が送られてきたが、
その姿がれんげに似ていたのだ。
すずらんがいる場所はわかっているのだが、
しとろんいわく「ゴリアテ」よりも強力なワイルドハントがいるそうなので、
行くのは止めたほうがいいと言われてしまう。
親しい人間に再会できた仲間たちを巻き込めないと、
れんげはたった1人ですずらんの元へと向かうのだった。
さて、半クール視聴した上での感想だが、
やはり戦闘シーンがある回は気分が上がる。
奇抜なカメラワークやグリグリ動き回る美少女は一見の価値アリ!
キャラクターだけでなく
背景に関しても美しく描写しているため、
絵を見ているだけでも楽しい作品という印象だ。
ただ、人間として見た場合は、
推せるほど夢中になれる人物は今のところいない。
デザインなどビジュアルはついては好みだが、
セリフ回しが独特というかテンプレ的な言動が多く、
少々感情移入しづらいのが理由。
アニメならではの演出なので、
このあたりは仕方ないにしても、
話の進みが遅い点も気になっている。
気になる要素を散りばめてはいるものの、
匂わせ程度でほとんど回収されていない。
そのせいか敵側の存在もあいまいなままなので、
ナニと戦っているのかイマイチ伝わってこないのだ。
今回でようやくれんげの正体に1歩近づいたという感じだが、
個人的な感覚だともう1~2話早い段階で見せてもよかったのではと思う。
本作シリーズレビュー
▼もめんたりー・リリィ~卒業までにしたい100のこと~ 第1話 – マンガUP!
https://www.manga-up.com/titles/1322
※スピンオフのコミカライズ作品。
キャラクターは同一だが世界観は異なる模様。
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