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©東ふゆ/KADOKAWA/顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君製作委員会
第1話「まったく顔に出ない柏田さんとめちゃくちゃ顔に出る太田君」~第5話「柏田さんと太田君と冬休み」感想
原作マンガは何かのアプリで何話か読んだ記憶はあるが、正直に言ってほとんど覚えていないので、ほぼ初見といった印象。基本はアニメのみの感想になる。
表情が変わらない女子中学生「柏田さん」と、その無表情を崩そうと奮闘する同級生の男子「太田」を中心にしたラブコメ作品。
短めの一話完結型エピソードを繰り返して進んでいくという構成のため、アニメ1話に対して原作数話分が収録されているといった感じ。内容としては、バカで喜怒哀楽がわかりやすい太田が、何事にも動じない柏田さんに対して一方的にちょっかいを出す、という日常をコミカルに描いたもの。

大きな事件や障害が発生するわけではないので、ジャンルとしては日常モノのラブコメに分類されると思う。先に私の感想を申し上げておくと割と楽しめている。最初は太田のキャラクターを微妙だと感じたが、柏田さんの態度を見る限り、コレはコレでアリかもと思えるようになったという結論だ。
まず、中学生だということを考慮しても太田のやり口がガキ過ぎる! 私が彼ぐらいの年頃だった時は、好きな女の子に対して素直になれないヤツはこんなテンションだったかもしれない。しかし、今時小学生でもあり得ない態度なので、ウザさを感じる方はかなりいると思う。
ただ、その被害者である柏田さんがどう思っているかと言えば、それほど嫌がっていない。それどころか太田に構われて喜んでいるフシがあるのだ。それもそのハズ第1話の時点で、柏田さんは太田に対して明確に好意を示している。さらに太田がちょっかいを出しているのは自分にだけと確信している様子で、彼の好意にすら気づいている可能性がある。
また、柏田さんが大人しく口数が少ないのは間違いないが、太田相手にはボソッとツッコミを入れたりもする。ようするに一方的にやられっぱなしというワケでもない。その様子を見てから「あっ、コレ2人はつき合ってないだけで、イチャイチャしてるやん!」と気づいたのである。

結論をまとめると客観的には「イジメ」に見えてしまうかもしれないが、この2人のやり取りは実は「プレイ」だったというオチ!
もちろんやられている側が喜んでいれば何をやってもいいと言うつもりも無いし、現実で男の子が女の子に対してこんな絡み方をしたらアウト。しかし、コレはフィクションなので、私個人の意見としては許容できる内容だった。
太田に苦手意識を持ってしまいそうな方は、見方を変えてみてはいかがだろうか? ポイントとしては、注目するキャラクターを柏田さん寄りにするというニュアンス。動きやセリフが派手な太田に目が行きそうではあるが、柏田さん側に注目すると作品の印象が変わるハズ。かすかな表情の変化も見えてくるし、太田相手だとちゃんと恋する乙女になっているところも面白い。そこに気づけると、割とほのぼのした気分で見られる作品だと思う。






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