【アニメ】『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』第1話~第5話レビュー

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※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
©柴田ヨクサル/ヒーローズ・Tojima Rider Project ©石森プロ・東映

第1話「東島丹三郎は仮面ライダーになりたい」~第5話「僕にもブイスリーやらせてよ」感想

原作マンガは未読なので完全初見。アニメのみの感想になる。

主人公の「東島 丹三郎(とうじま たんざぶろう)」は、幼い頃から仮面ライダー1号に憧れており、40歳になった今でもフリーターをしながら身体を鍛え続ける日々を送っていた。

現実はライダーの物語のように、悪の秘密結社「ショッカー」は存在しない。それを理解していながらも、自分の生き方を変えられずにいた。そんなある日、ショッカーの戦闘員になりすまし強盗を行なう者たちに遭遇し、彼らを叩きのめすことになる。自分の想いが報われた瞬間だった!

ところが社会を脅かすショッカーが実在していることが判明!? 丹三郎は常人を上回る戦闘力を持つ、本物の戦闘員や怪人たちとの戦いに巻き込まれていくことになる。


熱烈なファンがちまたにはびこる小悪党を成敗する話なのかと思いきや、本物の悪が登場するという衝撃的な展開を迎える物語。丹三郎と共に戦うのは、ライダーシリーズのキャラクターに思い入れを持ち、それぞれのライダーに扮する人間たち。どいつもこいつも一癖も二癖もある人物ばかりだが、熱い想いと実力は丹三郎にも勝るとも劣らない。

彼らはヒーローに憧れた子供がそのまま大人になり、ごっこ遊びを続けているようにも見えるので痛々しい人物と言えなくもない。だが、人生の大半を捧げそのキャラクターになろうとする姿には胸に熱いものがこみ上げてくるし、惹きつけられてしまう魅力があるのだ。


キャラクターの言動や物語の展開など見る限り基本はコメディ作品だが、ところどころにシリアスな要素が垣間見える。丹三郎自身は親に捨てられ天涯孤独で生きて来たし、島村兄弟にいたっては幼少期に祖父母を怪人に殺されたという過去があるといった具合。

なにより本物のショッカーの怪人は、主人公たちが束になって掛かっても苦戦するレベルの強敵で、緊張感のあるバトルが味わえる。シリアスとコメディが絶妙なバランスで成立している作品だと思う。


私自身、ライダーシリーズにハマったことはないが、かなり楽しめている。というか、今のところの評価は今期ナンバーワンかもしれない。ツッコミどころは満載だが、それらがどうでもよくなるほどの勢いでぶっ飛ばすという作風なのだ! それもそのハズで、原作は『エアマスター』『ハチワンダイバー』で知られる「柴田ヨクサル」。それらの作品にハマったことがある方には間違いなく刺さるハズ!

最後に主人公の丹三郎について。彼は野生のクマとサシでやり合えるほどの男だ。現代の日本では、そんな身体能力は不要では? とも思っていたが昨今の情勢を考えると、そうも言っていられない。クマを戦って倒すほど鍛えるのはムリでも、生き残れるだけのスタミナと筋力は鍛えておいたほうがいいだろう。今こそ丹三郎のような男が日本には必要なのかもしれない……。


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