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2025年1月開始アニメのまとめ感想~後編~
2025年1月開始アニメについて、1クール視聴完了したので個人的ランキングをまとめておこうと思う。
ルールや評価のポイント
・2025年1月から新規に開始したタイトルのみ。 ※2クール目、2期目の作品は除く。
・ランキング外のタイトルは未視聴。
・あくまでも現時点でのランキング。
・独断と偏見による好みの順位。
・感情移入できるキャラクターがいるか?
・毎週の配信が待ち遠しいか?
・人にオススメしやすいか?
半クール視聴時点での感想についてはコチラ!
前編はコチラ!
6位 天久鷹央の推理カルテ

©知念実希人・いとうのいぢ/ストレートエッジ・天久鷹央の推理カルテ製作委員会
12話まで視聴済み。作画の不安定さにより、評価が急落してしまった作品。個人的にそこまで絵にこだわりを持っていないつもりだが、それでも気になったほど。作画が崩れているだけでなく、明らかに同じカットを使い回していたり、背景などの静止画でごまかしている場面もチラホラあった。楽しみにしていた側からすると、毎週更新されなかった点もマイナス。ただ、各エピソードの謎解きは斬新で面白かったし、主役のバディ感も好みでキャストも良かったと思う。特に「天久 鷹央(あめく たかお)」は「佐倉綾音」が演じたキャラの中でも、かなり好きなキャラクター。予算やスケジュールが厳しかったのかもしれないが、もう少しかわいく描いてほしかった……。
5位 サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話

©村光・ベニガシラ・オーバーラップ/サラリーマン四天王製作委員会
12話まで視聴済み。1つのエピソードを大体1~2話で解決するように構成しているため、テンポ良くストーリーを楽しめる。それなりにシリアスなシーンもあるが、全体的に見ればコメディタッチの作風なので、気軽に見られる点も◎。主人公が周囲の人間に持ち上げられ過ぎず、それでいて好感の持てる人物として描いているバランス感覚はお見事! どんな層でもある程度は楽しめると思うが、逆に言えばキャラクターもストーリーも無難にまとまっているとも言えるので、強烈な個性を求める方には物足りないかもしれない。「ウルマンダー」の魅力にヤラれてしまったので、前回よりも加点した次第である。
4位 もめんたりー・リリィ

©GoHands/松竹・もめんたりー・リリィ製作委員会
14話まで視聴済み。映像美と独自性の高さを評価。アクションシーンはかなりのもので、美少女たちが縦横無尽に動き回る姿をたっぷりと楽しむことができる。ただ、敵が人工物のような無機質な存在で会話も不可能、感情的なぶつかり合いも無いためバトルの盛り上がりはそこそこ。全体的に作画クオリティは高く、髪がなびくのをていねいに描写していたり、エフェクトをぜいたくに使用していたので目を引くのは間違いないが、やや演出過剰に映る場面もあるため好みは分かれると思う。また、人が亡くなる場面がある割にコミカルなノリも結構入れてくるので、どういうテンションで見ればいいのか戸惑うこともあり、登場人物には感情移入しづらかった。
3位 全修。

©全修。/MAPPA
12話まで視聴済み。終盤はかなり強引な展開ではあるものの、ハッピーエンドにまとめてくれたので視聴後の満足度が高い作品。アニメオリジナルということで、ストーリーの展開が読めなかったところも新鮮で良かった。過去のアニメ作品に対するリスペクトだったり、『滅びゆく物語』のキャラクターをあえて古典的なデザインにしていたりと、随所からこだわり感じられた点を評価しているが、そこがクセの強さになっている面もある。また、物語が本格的に動き出すまでに時間が掛かるため、良くも悪くも全話視聴して初めて評価できるタイプ。主人公がアニメ監督をしている成人女性という点も面白いので、一風変わった異世界モノをお探しの方にオススメだ!
2位 沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる

©空えぐみ・新潮社/「沖ツラ」製作委員会
12話まで視聴済み。片想いをしている「比嘉 夏菜(ひが かな)」が、いかにカワイイかを見せる大喜利! というワケでやってることは毎週ほとんど変わらないのだが、沖縄のあるあるネタを取り入れたり、ヒロイン同士の長年の絆を描いたりと、一般的なラブコメとは違った角度からも楽しめた点を評価。「喜屋武 飛夏(きゃん ひな)」が「中村 照秋(なかむら てるあき)」を全く意識していないと思わせておいての「あの表情」はなかなかグッと来た。マスコットキャラではなくヒロインの1人だと認識させられたシーンである。主題歌も内容にマッチしており、毎週オープニングを飛ばさずに楽しく見られた。原作の良い部分を抽出したアニメ化だったと思う。
位 メダリスト

©つるまいかだ・講談社/メダリスト製作委員会
13話まで視聴済み。女子フィギュアスケートという興味の無かった分野にもかかわらず、最後まで夢中で見ることができた。キャラクターの魅力とストーリーのテンポの良さが抜群で、一話一話の満足度が非常に高い。それについては原作の完成度の高さによるところが大きいのだが、アニメ制作陣もイイ仕事をしていた。キャストも素晴らしかったし、スケーティングのシーンや主役2人の家族周りのエピソードなど、原作で描き切れなかった部分を見せてくれたのである。もちろん尺の都合でカットされたセリフやシーンは結構あるのだが、原作の魅力を損なわない構成を心掛けていたと思う。原作とアニメ、どちらも文句なしにオススメできる作品だ!
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