
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
©bilibili 改編自騰訊動漫人気漫画《無聊就会死》 原作者:澄子
第1話「退屈したら死ぬ/あんたの人生をちょうだい」感想
コメディタッチの中華製アニメ。
「地星(ちせい)」という架空の世界を舞台にしているが、近未来の「地球」のような雰囲気。怪獣やエイリアンが起こす問題に対して、ヒーローが出動して解決するのが定着しており、世界観としては『TIGER&BUNNY』に近い。
主人公の「モカ」は退屈な日々を過ごし淡々と仕事をこなすだけのOLだったが、ある日ヒーローとエイリアンの戦いに巻き込まれて、脳にある宇宙生物が寄生してしまう。
ソレは身体を徐々に乗っ取ろうとしてくるが、治療法はなく進行を遅らせることしかできない。しかも、その方法が「脳を刺激すること」つまり退屈を感じさせないことらしい。
責任問題になることを恐れたヒーローの「ヤーセン」はモカと共同生活を行ない、彼女に退屈させない日々を提供することになるのだった!
奇抜なキャラクターたちが織り成す、コミカルな掛け合いが見どころ。ぶっ飛んだギャグシーンがメインなので好みが分かれそうではあるが、一話の時点ではそれなりに面白かった。今まで見た中華製アニメの中で一番好きかもしれない。
モカを「潘めぐみ」がヤーセンを「花江夏樹」が演じており、それが主役2人の強烈な個性になっているため、キャストの力も大きいのだろう。
少々気になったのは、キャラクターの作画がくずれているように見えたところ。ただ、コレに関してはギャグテイストの作品のため、ワザとやっているという可能性もあり微妙な部分。
あとはモカが弁当をぶちまけるシーン。食べ物を粗末にする描写に敏感な方は、気になってしまうかもしれない。
彼女に関しては、性格というか人物像が一貫していないように感じたところもある。日々を退屈に生きていたダウナー系のOLでありながら、ヤーセンとのやり取りはノリもツッコミもキレがイイ。
そんなにポンポンしゃべれるなら、今までもそんなに退屈しなかったのでは? と疑問に思ってしまった。
引き続きレビューを書くかは微妙だが、何話か視聴を続ける予定。
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