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©「最強の王様」製作委員会
第1話「王様、生まれ変わる。」感想
史上最強の王である「グレイ」が亡くなり、別世界の「アーサー・レイウィン」に転生するという物語。
主人公が赤ん坊の姿で女性声優が演じているが、意識は生前のものなので心情は成人男性の声で語られる。そのせいか序盤の雰囲気は『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』に近い。
ただ『無職転生』が現実世界から異世界への転生だったのに対して、本作は異世界からまた別の異世界に転生したというニュアンス。
生前の「グレイ」は中世を思わせる鎧をまとい剣を武器に戦っていたが、空を飛ぶ爆撃機を率いていたし、未来都市のようなビルの建造物も見受けられた。魔法は存在しない代わりに、科学技術が発展しているような世界である。
転生後の世界は科学が進んでいない代わりに、「マナ」と呼ばれる魔力が存在する。コチラのほうが一般的に知られるファンタジーの世界観だろう。
個人的には「グレイ」が元いた世界の得体の知れなさも気になるところなので、そのあたりも詳しく描写してもらいたい。
今回は「アーサー」が家族の温かさを知るエピソードになっていた。
ハッキリ言及されたわけではないが、生前の「グレイ」にも家族らしき存在はいた模様。ただ、物騒な世界だったせいか上手くいっていたとは言い難い。
かつては強く立派な「王」を目指した人物が、人間らしい感情を学んでいくという物語になるのかもしれない。
第1話では、ほとんどのセリフを「グレイ」の古川慎がしゃべっていた。シリアスで重めな演技だったが、それがシュールな笑いに働いていた部分もある。
引き続きレビューを書くかは微妙だが、何話か視聴を続ける予定。
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