
まず、本ランキングについてのご説明。
対象作品は2024年1月に開始されており、
私が視聴中のものみとなっている。
『葬送のフリーレン』や『薬屋のひとりごと』などの2クール目のタイトルや、
『うる星やつら』や『僕の心のヤバイやつ』など、
2期目以降のタイトルは対象外となっていることは、
あらかじめご了承いただければと思う。
元々は動画製作の企画の予定だったが、
収録および編集の時間が取れそうもなかったので、
とりあえずブログの記事として公開することにした。
ランキングという特性上、順位は付けさせていただいたが、
今期の作品に関してはそれほど差は感じていないというのが個人的な印象。
あくまで一個人の感想によるランキングであるとして、お楽しみいただければと思う。
17位 『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』
主題歌に関してはイイ感じ。特にオープニングテーマソング、
Hilcrhyme(ヒルクライム)の『Killer Bars』に関しては、
今期アニメで一番好きまであるかもしれない。
歌詞に本作の設定を盛り込みつつ、
かなりカッコいい曲に仕上がっていると思う。
本編に関しては主人公の設定に興味は引かれるものの、
彼にサクサク処分されるだけに登場するキャラクターが多く、
感情移入がしづらい面がある。
また、さまざなエピソードが同時並行的に起こっており、
どこに注目して楽しめばよいか少々わかりづらいという印象。
最後まで視聴する、あるいは原作を読めば、
評価が上がりそうなポテンシャルは感じている。
16位 『ぽんのみち』
女子高生×趣味を掛け合わせた系の作品で、
取り扱っているのは麻雀。
今のところ男性キャラクターは一切登場していないので、
女子高生のわちゃわちゃした日常を描いているという印象だ。
デザインの良さもあって女性キャラクターは抜群にかわいいし、
巨乳率も高いためその手の属性が好みであればオススメ。
麻雀メインの内容ではないため知識が無くても楽しめる面はあるが、
私のように無知同然の人間からすると意味不明な描写が目立ってしまう。
主人公の方言はかなり気に入っているが、
登場人物にドラマや掘り下げがほとんどないため、
イチ押しのキャラクターが生まれづらかったので、
順位としてはこのあたりに落ち着いた。
なお、OPもEDもノリがイイため曲は結構聴いていたりする。
15位 『婚指輪物語』
現代日本からファンタジー世界へと転移した少年が主人公の物語。
ハーレムモノでありながら主人公の想い人が一貫しているという点は、
新鮮でもあるし好感が持てる部分。
グラマラスなヒロインが多くセクシーなシーンも適度に入れてくれるが、
サブスクの配信では修正バージョンしか見ることができない点は残念なところ。
目的が明確になっている物語なので見やすくはあるものの、
展開に意外性があまりないので、比較的王道なラブコメといった印象を受けた。
個人的に気になっているのは、作中での主人公の呼称について。
彼は一貫して「サトウ」と呼ばれることになるのだが、
ありきたりな名字過ぎて主人公としての特別感が薄れてしまっている気がするし、
ヒロインからの親しみを感じないので少々違和感を抱いてしまった。
なお、下の名前に関しては今のところ話の中でも出てきていないし、
エンドロールでも「サトウ」という表記なので、
おそらくなんらかの意図があってのものだと思うが、
私の好みには合わないという感じである。
14位 『愚かな天使は悪魔と踊る』
自分の目的のために悪魔の少年と天使の少女が、
お互いを誘惑して相手を惚れさせようとする物語。
ファンタジー要素はあるが基本は学園を舞台にしたラブコメで、
初々しい男女の駆け引きを楽しむタイプの作品だ。
主役2人のバカっぽいやり取りは面白いが、
登場する恋愛テクニックに対して少々古臭さを感じてしまった。
また、設定やストーリーに惹かれるところがあるが、
時折挿入されるギャグパートに唐突感があり、
個人的には笑いのノリにはなじめなかったという印象。
良くも悪くもメインヒロインの天音リリーを前面に押し出した内容なので、
彼女のかわいさにピンと来るのならば視聴をオススメしたい。
13位 『道産子ギャルはなまらめんこい』
北海道北見市を舞台にしており、
東京から引っ越してきた主人公の少年と、
地元出身のギャルが織り成すラブコメ。
メインヒロインの冬木美波(ふゆき みなみ)が
方言女子であるという点を個人的には評価しているが、
ナイスバディという特徴も持っているので、
巨乳好きは押さえておきたい作品かもしれない。
ただ、主人公の四季翼(しき つばさ)が家柄も良く、
ピアノが弾ける上に勉強もできるというハイスペック男子という設定。
一般的な「地味系男子×ギャル」のラブコメとは、
テイストが異なるので感情移入できるかどうかは人によるところ。
現時点ではそれぞれの登場人物が恋愛感情を意識し始める、
という程度にとどまっているため、本格的な恋愛模様はもう少し先の様子。
そのため基本は一話完結型の日常系ラブコメという内容なので、
キャラクターが気に入れば楽しめるかもしれないが、
そうでないならストーリーに物足りなさを感じてしまいそうな雰囲気もある。
オープニング&エンディングは歌も映像も楽しげなので、
一見の価値アリだとは思う。
12位 『外科医エリーゼ』
異世界出身の女性が命を落としたあとに、一旦現代の日本人へと転生。
そこでの生涯を終えると、元の異世界の同じ人物へと転生していたという物語。
主人公のエリーゼは日本人だった時に外科医として人生を送っており、
その時に身に付けた知識や技術は健在という設定。
ようするに「医療技術を使った異世界無双モノ」である。
一度目の人生は悪役令嬢そのものという振る舞いだったので、
ジャンルとしては「悪役令嬢のやり直し系」に分類されるが、
医療というアクセントを入れたことで個性を出した感じだろうか?
才色兼備のエリーゼが讃えられるという展開が続くものの、
本人が善意の主人公といった感じなので、
そこまで抵抗なく見られる作品だと思う。
色々と突っ込みどころが多いのは間違いないが、
テンポよく物語が進んでいくため非常に見やすいというのが、
正直な感想だったりする。
あと、個人的に制作が「MAHO FILM」という点に驚いた。
こちらは2023年の10月に開始アニメ『とあるおっさんのVRMMO活動記』を、
手がけた製作会社である。
『とあるおっさんのVRMMO活動記』に対しては以前かなり批判的なことを書いたが、
それに比べると今作『外科医エリーゼ』は相当見やすくなっている気がする。
製作会社ごとに向き不向きの原作があるのかもしれない。
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