11位 『休日のわるものさん』
地球侵略を目的とした悪の組織の幹部、
通称ショーグンの休日を描いた日常系コメディ作品。
彼は地球人を滅ぼすという目的を持ちつつも、
仕事以外では悪事を働くつもりはない。
それどころか困っている人の面倒を見たりと、
紳士的な人物として描かれている。
おまけに動物園に足を運びパンダに癒やされたり、
コンビニで新作アイスをチェックするなど、
庶民的な面を見せてくれるため親しみを覚えてしまうことだろう。
全体的にほのぼのとした平和的な内容なので、
物語に起伏や刺激を求める方には向かないが、
日常系が好みであれば視聴をオススメしたい作品。
10位 『ゆびさきと恋々』
少女マンガ原作の恋愛物語だが、
主人公の糸瀬 雪(いとせ ゆき)が
聴覚障がいを持った女子大生という点がポイント。
障がいを持っている方の生活など、
ほかの作品ではなかなか描かれない部分に触れられるので、
非常に興味深く視聴している。
雪の心情をていねいに描写しているので、
彼女の恋心については感情移入しやすいが、
その分、主人公に苦手意識を持ってしまうと
物語に入りづらい気はする。
また恋愛メインの内容なので仕方ないが、
主人公以外の人物も基本誰かしらに恋をしている
という状況は人を選びそうな部分。
9位 『最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~』
勇者パーティーに所属していた主人公のルードが、
追放されるところから始まる物語。
導入やタイトルを見ると「追放系」に分類されるが、
ルードが大人で冷静な性格をしている上に、
妹を救いたいという明確な目的があるため、
元のパーティーへの恨みなどを持っていないのが特徴だ。
リベンジ的な展開にはならないので物足りなさを感じる方もいそうだが、
ルードの人間性のおかげでかなり見やすくなっているという印象。
主人公にあまり未熟さを感じないのでストレスフリーで視聴できている反面、
伸びしろや成長も見られないのではないかという懸念もある。
また、登場人物それぞれの個性が薄く感じてしまったり、
戦闘描写の迫力に欠けていたりと気になる点もあるため、
今後のストーリー展開によっては下位との入れ替えもありそうな作品。
8位 『魔法少女にあこがれて』
魔法少女に憧れていた少女が、
なぜか悪の組織の幹部として見出されてしまい、
自分でも気づいていなかった本性があらわになっていく。
基本はコメディ色の強い作風だが、
お色気描写の過激さで言えば今期ナンバーワン。
ただ、主要キャラクターが女性のみで構成されているため、
男女のカラミがあるわけではない。
女性同士の掛け合いがメインとなるため、
視聴者の好みで評価がわかれそうではある。
登場人物の個別エピソードもあり、
キャラごとの個性も感じられるので、
第一印象からすると意外と楽しめている。
7位 『俺だけレベルアップな件』
人類最弱兵器と呼ばれていた主人公が、
ある時を境にゲームのようなシステムと融合し、
レベルアップできるようになるという物語。
作画クオリティが高く、バトル描写に関しては今期ナンバーワン。
主人公が成りあがって行く過程を見せてくれると期待しているが、
ストーリーの進み方にテンポの悪さを感じている。
また、重要そうな人物が何人も登場しているが、
現時点では一向に主人公と関わる気配がないので、
ただの顔見せになってしまっているのも気になるところ。
あと、作中のウィンドウに表示される内容が、
基本英語表記という点も個人的にはキビしい部分。
みなさんはあの一瞬で理解できているのだろうか?
一応、セリフでわかりやすくはしてくれているが、
英語苦手勢のために、ぜひとも字幕を……。
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