
©硬梨菜・不二涼介・講談社/「シャングリラ・フロンティア」製作委員会・MBS
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
『#6 筆記用具の騎士王』感想
サンラクと動物ラブのアニマリアの間に、
割って入った人物はアーサー・ペンシルゴン。
プレイヤーキルクランの『阿修羅会』のナンバー2であり、
『廃人狩り(ジャイアントキリング)』という異名を持つ女性で、
サンラクの持つユニークモンスターの情報を欲しがっている様子。
以前も少し触れられていたが、
彼女はサンラクのクソゲー仲間でもあり、
『UNITE ROUNDS ユナイト・ラウンズ』というゲームでの
因縁があるらしい。
ちなみに彼らが以前プレイしていた
『UNITE ROUNDS ユナイト・ラウンズ』については、
世紀末的な殺伐感があるため私はプレイしたいとは思わないが、
人がプレイしている動画であれば少し見てみたい気はする。
サンラクとアーサーの戦いについては、
モンスターではなくプレイヤーキャラクターとの
バトルが初めてだったせいか、なかなか見応えがあったと思う。
2人の戦いが長引いたことで、
ウサギのエムルの変身が解けてしまい、
街へと逃亡を図るサンラク。
意外だったのがアニマリアの強さ。
結果的にはアーサーに追い詰めらる格好になるが、
レベルも高くそれなりにバトルもこなせる模様。
アーサーも対策をしていなければ、
危なかったと言っていたので、
戦いを目的としていないクランだとしても、
リーダーともなると結構な実力者なのかもしれない。
アニマリアを盾にすることでアーサーの足止めに成功するが、
アーサー以外の阿修羅会のメンバーが待ち伏せしており、
彼らと交戦することになってしまうのだった。
サンラクは「レベルと装備とステータスで負けているだけ」と言っていたが、
プレイヤーの技術ではなんとか対抗できるのか、
4対1という不利な状況ながらも突破の糸口をつかもうとする。
決め手に欠けるサンラクの前に、
彼を手助けするように現れたのは全身鎧のサイガ-0。
つまりは斎賀 玲だった。
阿修羅会の面々が言うには、
サイガ-0は『最大火力(アタックホルダー)』と呼ばれているらしい。
トッププレイヤーの1人だろうとは予想していたが、
攻撃力に関しては本当にトップクラスのようだ。
ここで、なぜサンラクの居場所がわかったのかという回想が挿入。
サイガ-100からメールで知ったらしいが、
そちらに向かって「姉さん」と言っていたので、
サイガ-100は実の姉ということなのだろう。
本筋に関係ない描写ではあるが、
以前、サンラクにも弓を射ろうとしていた女性プレイヤーが、
街ゆくサイガ-0に狙いを定めていて笑ってしまった。
しかし、キミはサイガ-0とは一度会話をしており、
お礼までもらっていたハズでは?
ここまで来ると彼女は何らかの問題を
抱えているのではないかと疑いを持ってしまう。
なんなら阿修羅会に向いている人材かもしれない。
ところで、サイガ-0はだいぶ気になることを言っていた。
てっきり現実世界の斎賀 玲は、
陽務楽郎と多少の交流があると思っていたが、
彼女の口ぶりからすると、
楽郎に存在を認識すらされていない可能性がある。
コミュ障気味な性格だとも言えるが、
ストーカー気質の女性かもしれない。
アーサーとは違った意味でおそろしい……。
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