【アニメ】『ポーション、わが身を助ける』第1話~第4話レビュー

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©岩船晶・戸部淑・イマジカインフォス/「ポーション、わが身を助ける」製作委員会

第1話「ポーション生成」~第4話「カエデ商店」感想

原作は「なろう」系小説およびライトノベルだが、そちらは未読なので完全初見。アニメのみの感想になる。

主人公は「八雲 楓(やくも かえで)」17歳。ごく普通の日本の女子高生だ。

ある時、彼女が目覚めると異世界に転移していることに気づく。なぜこの場所にいるのか不明だが、自分のリュックの中には見覚えのない本が入っており、そこには「ポーション」の生成方法が記されていた。カエデはポーション生成を生業にしながら、元の世界へ戻る方法を探すことになる。


ファンタジー世界を舞台にした「異世界転移モノ」。何者かの目的のため転移することになったようだが、転移前の事情はほとんど描かれておらず、カエデの過去はよくわからない。ただ、記憶を失っている様子はないので、交通事故に遭っての転移とかではなさそう。

低予算で企画された作品なのか、作画にコストが掛けられた様子はない。キャラクターや背景の絵はシンプルだし、アニメーションとしての動きもかなり微妙。カエデの見た目も地味なので、美少女目当てという方にもオススメしづらい。

正直、ビジュアル面についてはお世辞にもクオリティは高いと言えないが、個人的にはかなり楽しめたというのが結論。


まず、カエデのキャラクターがイイ! 今時のJKとは思えないほど素朴な少女で、わからないことは素直に人に聞けるタイプ。それでいて、異世界できちんと自立した生活を送ろうとする、しっかりした面もある。

そんな彼女に適切な助言をしてくれる大人たちの存在も大きい。異世界モノにありがちな、主人公をおとしいれようとしたり、ダマそうとする人物がいないので、それなりにハードな境遇にいるものの、どこかほのぼのとした雰囲気を感じるのだ。

また、カエデが最初から元の世界に帰りたい、という意思を持っている点がポイント。最終目標を掲げつつも、目の前の小さな問題を片づけていくという展開で、目的がハッキリしている点も好み。


エピソードは1話完結型な上に、1話あたり「13分」という尺の短さ。普通だったら物足りないと感じてしまいそうだが、ローコストな作画を長尺で見せられても微妙な気分になっていたと思うので、この構成で正解。というか、むしろテンポの良さすら感じたため、イイ方向に働いていたのだろう。

主人公のやれることが徐々に増えていく、という感覚もゲームみたいで楽しかった。

たとえばカエデはポーションの生成しかできず、モンスターと戦うことはできない。そのため素材採集に遠出する場合は護衛を雇う必要があるのだが、そのための費用をポーションを売ったお金で捻出するという感じだ。

この様子だと大した事件は起こらず、カエデががんばる日常を描く内容になりそうだが、それはそれでアリだと思っている。


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