【アニメ】『ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』第2話 レビュー

アニメ

©餅月望・TOブックス/ティアムーン帝国物語製作委員会2023

※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。


第2話 『ミーア姫、ドヤ顔を披露する』感想


第1話で自分が処刑される革命の主な原因が、
帝国の財政悪化にあると考えたミーアは、
税関係の担う「金月省」へおもむくことになる。

ミーアがタイムリープする前の時間軸でも、
帝国の財政を立て直すために孤軍奮闘していた、
青年文官・ルードヴィッヒに会うためである。

ミーアがルードヴィッヒを見つけたのは、
ちょうど彼が上司と言い争うになり、
左遷を言い渡されるというタイミング。

ルードヴィッヒが帝都に戻る頃には
すでに手遅れになってしまうとのことで、
それを阻止しようとするのだった。


2人きりになったタイミングで、ミーアはルードヴィッヒに
「帝国の財政をどうすれば立て直せるか?」と聞くが、
逆に「ご自身の一食の食事にどのぐらいかかっているか?」
問いかけられてしまう。

しかし、その問い掛けに的確に答えるだけでなく、
現状の帝国の問題点まで列挙していくミーアに、
感銘を受けるルードヴィッヒ。

実は以前の時間軸でルードヴィッヒに説教された内容を
日記帳に書き込んでおり、それを丸パクリしていただけにすぎない。

ルードヴィッヒの協力を取り付けたことで、
日記帳の途中の内容が書き変わるが、
最終的にミーアがギロチンに処されるという未来は、
変わっていなかった。


その後は数年後に蔓延する疫病を防ぐために、
貧民街へ出向き医療機関の充実や食糧事情の改善に
力を尽くすという展開になる。

ドジっ子メイド・アンヌの妹との交流などもあるが、
セントノエル学園からの入学案内が届くところで今回は終了する。

帝都から離れてと言っていたので、
おそらく次回からは全寮制の学園に通うことになり、
そこでの人間関係が描かれるのだと思う。

今回の感想としては前回と同じぐらい面白かった。
安定したクオリティを提供してくれそうで安心。

未来を知っているミーアの言動に、
周囲の人間達が感動していき、
彼女の評価が爆上げしていくというのが基本の流れ。

ミーアにうかつなところがあるため、
ボロを出しそうになることもあるが、
そちらも勝手に良いように解釈してもらえるのだ。


ご都合主義と感じなくもないが、
コメディ的に笑える展開となっているのでアリだと思う。

場面や事態が適度に変化していくため、
テンポよく見やすいのは間違いないが、
もう少しじっくりと見たかったという気持ちもある。

アンヌや彼女の妹、ルードヴィッヒなど、
なかなか魅力的なキャラクターが揃ってきたが、
次回からは舞台も変わってきそうなので、
彼女たちの出番は減ってしまいそう。
学園編でも帝都組に負けないぐらいの登場人物に期待したい。

あと、アンヌだけでなくルードヴィッヒも、
牢に囚われていたミーアに会いに来た描写があったので、
タイムリープ前の彼女に関しても、もう少し描写がほしい。

悲惨な状態になったにもかかわらず、
合理的な彼がなぜミーアに仕えていたのか疑問ではある。
処刑される前の彼女もワガママなだけでなく、
人を引き付ける魅力のようなものがあったのだろうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました