
©雨川透子・オーバーラップ/ループ7回目製作委員会
『episode.1 私を殺した婚約者』感想
前提として完全初見の感想。
公爵令嬢のリーシェ・イルムガルド・ヴェルツナーは20歳で命を落とすが、
次に気づいた時には王太子から婚約破棄を突き付けられた15歳に戻っていた。
実は物語開始時点でこの現象は7度目のこと。
今まで6度とも異なる職業に就いたものの、
必ず命を落としてしまうという結末だったため、
今回はのんびりと過ごすことを決意していた。
だが、ひょんなことから6度目の人生で、
リーシェを殺害した張本人である、
アルノルト・ハインという敵国の皇太子に、
求婚されることになってしまい……!?
イケメンばかりが登場しており、
女性を主人公にした逆ハーレム的な展開になりそうなので、
少女マンガ的に楽しめる作品だと予想。
主人公のリーシェが人生をループしてしまう
原理や理由については今のところ不明だが、
繰り返した人生で得た知識や技術などは蓄積されるため、
相当なハイスペック少女になっている。
内容としてはそんな彼女が奮闘しつつ、
問題を解決していく様子が描かれるのだと思う。
リーシェの死因の大半が、
5年後にアルノルトが引き起こす戦争がきっかけとなっており、
いわば自分自身の仇ともいえる相手に求婚されるという設定が、
なかなか面白かった。
ストーリーやキャラクターに惹かれる部分が多いため、引き続き視聴する予定。
作品の内容に関しては今のところ言うことは無いが、
タイトルに関しては引っ掛かったというか疑問がある。
タイトルに『悪役令嬢』とあるが、
主人公のリーシェは1度目の人生から善良な令嬢に見えた。
別に繰り返す人生の中で改心したとかではなく、
元々の性格も悪役と呼ばれるような人物ではない。
ようするに誰かにハメられたせいで、
世間的に『悪役令嬢』と見なされてしまっただけなのである。
私がこの手の作品についてあまり造詣が深くないせいで、
気になっただけかもしれないが、
主人公が悪い人間ではないのに、
タイトルに『悪役令嬢』とつけてしまうのは、
結構あることなのだろうか?
このほうが人目を引きやすいのか?
それともジャンル的な都合によるものなのか?
そのあたりの事情は多少気になった部分。
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