【アニメ】『水属性の魔法使い』第12話まで視聴済みレビュー

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©久宝忠・TOブックス/水属性の魔法使い製作委員会

【アニメ】『水属性の魔法使い』第12話まで視聴済みレビュー

序盤は変化に富んだ展開だったので期待していたが、中盤からは良くも悪くも一般的な「なろう系」に近づいてしまった。せめて主人公に感情移入できればと思ったが、口調にクセを感じていた「リョウ」は、最後までキャラクターがつかみ切れなかったという結論だ。

私の個人的な感覚だが、現実世界からの「転生モノ」を描く場合は、生前の情報はできるだけほしい派。それが無いにしても人となりが理解できるような、言動なり心情描写は見せてもらいたい。そのほうが断然、共感できるからだ。

リョウに関してはバカていねいな言葉づかいをしており、いつも微笑みを浮かべているので、何を考えているのかよくわからない。理解できたのは彼が「カレー好きの魔法マニア」ということだけである。


ストーリーとしては、原作アリのアニメ化の宿命ではあるが話が中途半端なところで終わってしまったのが残念。結局リョウ以外の転生者は登場しなかったし、メインヒロインと思しき「セーラ」とはあっさりとした交流にとどまった。また、悪魔「レオノール」や爆炎の魔法使い「オスカー」とは、チョットした小競り合いをしただけでガチバトルはおあずけといった状況である。

2人との決着はのちの見せ場になるのだろうが、1クールの最終回でも今一つ盛り上がりに欠けた印象を受けてしまった。そもそもオスカーとのバトルはきっかけが微妙

リョウの仲間たちをお姫様である「フィオナ」を狙った賊だと勘違いして襲撃、その様子を目撃したリョウにブチギレられて戦闘開始である。いくらなんでも強引過ぎる! フィオナに危険が迫った状態なので、頭に血が上っていたのだろうが、コイツ魔法師団の副長だろっ? 周囲をよく見渡せよ! てゆーか、1話前のオスカーの過去エピソードも本当に必要か? 大切な者を喪うことに、人並み以上の恐怖心を抱く人物だと見せたかったのかもしれないが、襲撃犯の正体のほうが気になってしまった。あと、オスカーの因縁の相手との決着もつかないままなのか?


そしてリョウもリョウである。イキナリ「貴様!」って。そんなすぐにキレるタイプだったかキミ? なんかイキったセリフも連発していたが、いつもの敬語でしゃべるうさん臭さはどこへ行ったのだ! おそらくとしか言えないが、たぶんオスカーよりも年上だろう? それとも見た目だけ若くて、実は高齢者だからキレやすくなっているという、そういうアレなのか? いずれにせよ2人の対立構造を序盤から入れようとして、ムリヤリ戦わせたようにしか見えなかった。

その点「アベル」の聖人具合にはホッとしたところ。かなりの人格者な上に強さも現実的で、好感が持てるキャラクターだった。彼がリョウの相棒として登場しなければ、途中で視聴を断念していた可能性すらある。

登場する女性キャラは大体かわいかったが恋愛要素は控え目。ただ、リョウとアベルそれぞれに想いを寄せる人物がいるため、第2期があるのならそのあたりの描写を深掘りしてもらえそうな気はする。


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