
©ほのぼのる500・TOブックス/「最弱テイマー」製作委員会
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『第01話 『ひとりの旅へ』』感想
前提として完全初見の感想。
生まれつき与えられた「スキル」と、
スキルのランク分けを表す「星」。
それらによって生き方が決まってしまう、
という世界が舞台のファンタジー作品。
主人公の少女、フェミシアは魔物を使役することのできる、
「テイマー」という能力を持っているが、
「星なし」だったことで家族から見放され、
村から離れて森で暮らしていた。
ところが村長から不幸を呼ぶ子供とみなされたことで、
命まで狙われることになってしまい、
今までの自分とは決別しアイビーと名前を変えた上で、
少年のフリをして旅に出ることになるのだった。
最底辺の生まれ落ちてしまった少女が主人公の物語だが、
彼女には「前世の記憶」というものがあるため、
異世界転生モノとしての側面もある。
ただ、常に記憶を保持しているというよりは、
アイビー(フェミシア)に対して助言をするような描写がされていたので、
対話可能な二重人格のような感じなのかもしれない。
さて、アイビーという主人公について。
見たところ彼女は10歳に満たないぐらいの年齢に見えたので、
ゴミ拾いをしながら生きている状況に、
とにかく不憫だという感想を持った。
現時点では「星」というものの重要性がわからないため、
正直、なぜ主人公がここまで忌み嫌われているのか意味不明ではある。
無能力かと思いきや、
第1話の最後ではレアな最弱スライムと
契約することができたようなので、
「星なし」というのはイコール能力なし、
というわけではないらしい。
このスライムが特殊なケースという可能性も考えられるが、
実際のところは「星なし」が強力すぎるため、
忌み嫌われているという展開もありそうではある。
第1話では、ほぼアイビーが自分語りをしており、
なかなか挑戦的な構成だった。
雰囲気というか空気感にこだわりを持っているのか、
草原や星空など自然豊かな背景を見せようという意図を感じたので、
この世界は美しいというメッセージなのかもしれない。
興味深い点が多いため何話か視聴してみる予定。
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