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※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
©bilibili 改編自騰訊動漫人気漫画《無聊就会死》 原作者:澄子
物語をまとめ切れないのは中国のお家芸?
原作は見当たらなかったので、
おそらくはアニメオリジナル作品。
第1話の時点ではそこそこ楽しめたが、
最終的に期待した内容ではなかったので、
結論から言えば微妙な作品だったという感想になる。
まず、よかった点を挙げるとキャスト。
日常に退屈していたOL「モカ」を「潘めぐみ」を、
ヒーロー活動を行っている異星人「ヤーセン」を「花江夏樹」が演じているのだが、
主役2人のキャラクターに合っており好印象。
ほかにも「日笠陽子」、「杉田智和」、「小清水亜美」といった、
個人的に好きな方々が出演されていたので、
声を聞いている分にはそれなりに楽しめた。
ただ、声優を活かせていたと言えばそんなことはない。
中国製の作品ということで翻訳の関係なのか、
セリフ回しに違和感を感じるところが多く、
感情移入しづらい上にストーリーがよくわからなかった。
マイナスだと感じた要素はほかにもある。
まず、各登場人物の性格が似通っているのため、
キャラクターの差別化ができていないように見えた。
具体的に言うと全体的に妙にテンションが高かったり、
イキナリ感情的になってキレたりという具合。
特に女性キャラクターに関しては、
ほぼ全員が喜怒哀楽の切り替えが唐突で驚いてしまった。
もしかしたら中国の女性は、
この性格がデフォルトなのか?
という余計な心配をしてしまったほど。
本作が全編コメディタッチの物語であれば、
コレでも受け入れられたかもしれないが、
実際はそうでもないのがネック。
コメディに寄った内容なのは間違いないが、
妙にシリアスな要素を入れたり、
ストーリーや人間関係を複雑化させたせいで、
笑いだけに集中することも難しく、
取っ散らかった印象を受けてしまうのだ。
そしてトドメとして、
ほとんどの問題を放置したまま、
最終回を迎えたのがいただけない!
モカとヤーセンの2人はイイ雰囲気になったので、
終わり方自体は悪くない。
しかし、敵である「イーコン」の目的もイマイチわからず、
ヤーセンの幼なじみ「ホンホン」も彼女の手中に落ちたまま。
ヤーセンの兄やサイウェル星人の秘密も、
ぼんやりと描いただけで終わってしまった。
最後まで視聴した立場から言わせていただくと、
包むつもりがないなら風呂敷を広げないでほしい!
続編ありきで製作している可能性もあるが、
いくらなんでも1つの作品として体を成していないと思う。
前シーズンで視聴した『RINGING FATE』でも似たようなことを書いたが、
中国の方はこの構成に納得できるのだろうか?
モカとヤーセンのコンビは悪くなかったので、
2人のイチャラブを描いたコメディに振り切ったほうが、
シンプルに魅力が伝わったのではないかと考えている。





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