【アニメ】『とあるおっさんのVRMMO活動記』第3話 レビュー

アニメ

©椎名ほわほわ・アルファポリス/とあるおっさんのVRMMO活動記製作委員会

※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。

▼『とあるおっさんのVRMMO活動記』アニメ公式サイト
https://toaru-ossan.com/


『第3話 アース、妖精をたらしこむ?』感想


第2話よりは楽しめたので、
個別の感想を残しておくことにした。
冒頭、最近なぜか妖精になつかれるというくだりが描かれ、
続いて初めてのダンジョン探索におもむくことに。

そこで主人公の田中大地ことアースが、
自分の子供時代を振り返るシーンがある。

昔は未知の探検にワクワクしたものだが、
成長してからはそんな体験はできないと思っていた。
しかし、ゲームのおかげで似たような経験ができていると、
現時点でのプレイ体験をポジティブに捉えているという内容だ。

おそらく私が本作に期待していたのは、
こういうところなのだと思う。
おっさんになったとしてもゲームをプレイすることで、
なんらかの喜びや感動を得ているという描写があると、
同じおっさんとしては共感しやすいというわけだ。


第2話に続いて妖精イベントの後半戦が描かれる。
プレイヤーと妖精がタッグを組んで、
他プレイヤーと競う合う「PvP(ピーブイピー)」が追加された。
(※PvP=Player versus playerの略で「人対人で行なう対戦」)

いつの間にかアースには「妖精たらし」という称号が追加されており、
しかもこの称号は周囲に公開されてしまうという有様。
ほかのプレイヤーとの「PvP」を実行すれば、
この称号は消せるということらしい。

目立つことを嫌うアースは周囲のプレイヤーに協力を仰ぐも、
彼が妖精になつかれ過ぎるあまり、
相手の妖精側から戦うことを拒否されてしまうのだった。


その後、妖精との関係に悩んでいる他プレイヤーに、
妖精とのつき合い方についてアドバイスしつつ問題を解決し、
今回は終了となる。

昔のMMOゲームのペナルティについて語られるなど、
興味深いシーンもあったが、
物語の構成に若干、気になるところがあった。

まずアースの「妖精たらし」という称号について、
これをなぜ取得できたかよくわからない。
前回アースは妖精との契約失敗が発生してしまったので、
一応、これがきっかけなのだとは考えている。

それとも無関係でランダムに付与されるのだろうか?
そのあたりのことも、のちほど回収されるのかもしれないが、
唐突にゲットした印象を持ってしまった。


あと、ゲーム内でアースの能力に依存する
問題が発生しすぎでは? という点が気になった。
今回はNPCの売る食事を妖精が食べなくなったので、
「料理スキル」を持っているアースが、
妖精用の料理を作ることになり大忙しという展開になる。

見たことあるような気がすると思ったが、
第1話でも似たような展開があったのだ。
NPCがポーションを売らなくなったので、
「薬剤スキル」を持つアースが奮闘するハメになった。

元々、不遇スキルと呼ばれるものを中心に取得して、
のんびりプレイするという始まりだったにもかかわらず、
そのスキルが必要となるトラブルが多すぎやしないだろうか?

私はMMOゲームをほとんどプレイしないので、
こういうケースが発生する頻度というのはわからないが、
本作における運営のバランスに問題があると言わざるを得ない。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

とあるおっさんのVRMMO活動記 [ 椎名ほわほわ ]
価格:1,320円(税込、送料無料) (2023/10/6時点)

楽天で購入

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました