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※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
『第8話 あ!初級クエストをやらなきゃ』感想
前回は盾に触れたエンヤァに
異変が発生したところで終了したが、
彼女はその後、気を失ってしまったようだ。
気絶していた間、エンヤァは夢を見ていた。
その内容というのが競技場に乱入してきた邪眼魔王を、
エンヤァが撃退するというもの。
ここはエンヤァにセリフで説明させるよりも、
シーンとして見せたほうがよかった気がする。
彼女のグダグダな説明を笑いとして
持ってきたかったという意図もわかるが、
視聴者側に情報を伏せ過ぎなので、
物語への没入感が生じにくいのだと思う。
なお、ブドウいわく先代の王・エッソにも
予知能力があったという記録があるようなので、
これから起きる出来事である可能性が高い。
競技場という場所に心当たりがあるジンジンから、
近々、武道大会が開催されるという情報がもたらされる。
しかも、優勝者には『五星のかけら』が授与されるらしい。
ただ、チラシには「異国人 脱獄囚大歓迎!」という
記述があるので、罠というか誘いであるのは間違いないだろう。
一人で出場しようとするイノーに対して、
エンヤァも参加する意思を見せ、
自分に特訓をするように頼むのだった。
ここがゲームの世界ということで、
特訓内容もイノーと一緒にゲームをプレイするというもの。
家事用ロボット・マトリックス7を改造して
ゲームをプレイできるようにしたので、
イノーとエンヤァは2人一緒にゲームをすることになる。
ところがゲーム中のイノーの態度の悪さに、
ブチ切れてしまったエンヤァは、この方法を断念。
森に出てクエストをこなすことにした。
ここのイノーは周りの人間も
引いてしまうほどの口の悪さなので、
エンヤァには同情的な気持ちになってしまうほどだ。
エンヤァがクエストを
クリアしながら森を進んでいくと、
エルフ一族の村に到着。
なんと第6話で助けてくれた、
ピクミンのパチもんの正体はエルフだったようだ。
ちょっと待ってくれ!
中国のエルフはこんなモノなのか!?
きっと翻訳の関係で
エルフと誤訳しているだけなのだろう。
なぜかこの村にはウィルフが捕らえられており、
事情を聞いたエンヤァと協力関係になる。
そこへ五星をかけらを探しに来た、
魔族の2人組の片割れ、ナグが登場し終了となる。
視聴し続けて気づいた点についてだが、
今回も新たな発見があった。
男性キャラクターが敵側にしか
存在しないせいかもしれないが、
女性キャラクターばかり登場しているわりに、
本作は「性的」な話題や魅力を
アピールする人物が一切登場しない。
しかも男性目線の色気という話だけでなく、
広い意味でのキャラとしての「かわいさ」も、
あえて表現していないようにも見える。
わかりやすく一言で言えば、
『「萌え」の排除』といったところか。
ハッキリ言ってしまえば、
主役の2人に可愛さを盛って、
百合っぽい絡みをさせれば、
特定層からの評価は得られたと思う。
ただ、それをしなかったのではなく、
できなかったとしたら、どうだろうか?
国の方針として、そういった要素が
入れられない中で製作するしかないとしたら?
いや、いくらなんでも考えすぎだろう……。
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