【アニメ】『葬送のフリーレン』 #12 本物の勇者 レビュー

アニメ

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

​※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。

『#12 本物の勇者』感想


今回は「原作3巻」「第25話 剣の里」から
​「第26話 戦士への贈り物」​のまでの2話分

イキナリぶっ倒れるフリーレン
普通に寝ている様子を見る限り、
調子をくずしてとかではなく、
単に眠かっただけと思われる。子供か!?

つーか、このエルフよく長年一人で旅ができたな。
それだけ2人を信用しているという風にも取れるが……。

それからフェルンは、どれだけイイ香りを放っているのだろう。
キモイので、これ以上言及しないが気になってしょうがない。
自分が抱えて運ぶと言っていたシュタルクに対して、
フェルンがしぶっていた件については色々な解釈ができると思う。


フェルン側の気持ちに関しては、
シュタルクが下心を持っているように見えたので拒否した、
というのはセリフから言っても間違いない。

ただ、普通に考えればシュタルクがフリーレンに対して、
そういった対象に見ていないことは明らか。
実はフェルンのほうが彼を男性として意識し始めているせいで、
シュタルクも女性をそういう風に見ているに違いないと考えた、
というのが私の解釈である。

つまり「えっち」なのはフェルンのほうである。
また、自覚していないだけで、
自分以外の異性をシュタルクに近づけたくなかった、
という可能性もある。

シュタルクよ、フェルンはなかなか重い女だ。
キミが背負っている斧よりもな!
ちなみにこのシュタルクとフェルンのやり取りに関しては、
原作ではもっとサラっと描かれている。
アニメ版のスタッフが、掘り下げるべきだと判断したのだろう。


そしてお休み中のフリーレンの回想シーン。
勇者一行が王様にあいさつした直後が描かれる。
王様が少額のお金しかくれないのは、
それなりに理由があったらしい。

というか、魔王討伐を決意したあかつきには、
王様に決意表明をしなければならない決まりでもあるのだろうか?
時系列的にフリーレンを勧誘したあとになるわけだが、
すでにそれなりに仲が良さそうに見える。

魔王を倒すまでに10年かかっているが、
ヒンメルハイターが旅を始めてから
どれぐらい経過しているのか気になるところ。
みんなして楽しそうなのがよかったし、
アイゼンがニコニコと笑っているのも貴重だ。

回想で勇者の旅が描かれる際は、
いつもキラキラと鮮やかな色使いで表現されている気がする。
フリーレンの思い出補正が掛かっているのかもしれない。


剣の里の話は原作でも、かなり好きなエピソードの1つ。
キレイにまとめてくれて安心した。
持っている武器ではなくヒンメルの人としての在り方に対して、
「勇者」と呼ばれている点がよかった。

しかし、ヒンメルの原形を知っているのが、
今となってはごく限られた人物だけというのも事実で、
さびしさも感じるシーン。

新しい街に到着した一行。
宿屋でくつろぐフリーレンがとにかくカワイイ。
アニメ化したことで彼女の下半身に
新たな魅力を見出した私にはありがたいシーンだ。

シュタルクの誕生日プレゼントとして、
「服だけ溶かす薬」を見せつけドヤるフリーレン。
どこぞのスパイ家族の娘みたいな表情。
薬をぶっかけられた時の「あっ!?」という
なんとも言えない声もツボ。

とはいえフリーレンも、ああいった薬をなぜ男性が好むのか?
その微妙な心理までは理解していない様子なので、
大魔法使い・フランメも弟子に、きちんと教えていなかったと思われる。


外出したシュタルクの手がかりを探すため、
街の人間たちに聞き込みをするフェルン。
この短い間でどれだけの人間と関わっているのか?

ネガティブなクセにやたらとコミュニケーション能力が
高いという不思議な男、シュタルク。
回想に登場した彼の兄・​シュトルツ​
感激するほどのナイスガイだったのだ。

そしてフェルンにはハッキリと、
「逃がさない」と明言されてしまったので、
シュタルクは覚悟したほうがいい。彼女は相当な難物だ。

今回はとにかくハンバーグが食べたくなる回だった。
アニメ版は色や音も入っているせいで、
料理シーンの威力が倍増している。

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