
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
ざっくり感想!
今回は各登場人物のエピソードに、幅広く触れた感じだった。
まず、田中 信子(たなか のぶこ)の同期、青池 芽衣(あおいけ めい)が、
遠距離恋愛をしていた彼氏と別れた件を打ち明けるシーンからスタート。
青池さんに密かに想いを寄せている塩谷 朔也(しおたに さくや)は、
不器用かつ健気なアプローチを繰り返すが、
彼女のほうが元彼を忘れられない様子なので、
すぐに関係は深まらない状況だ。
青池さんは元彼と「4年」もつき合っていた判明。
本作においてここまで長く交際を重ねた人間はいなかった気がするので、
そういう意味では作中で最も難易度の高い人物だと言える。
塩谷くんに関しては引き続き応援していきたい。
そして前巻で幼なじみの太一(通称:たいちゃん)に告白をした、
隅 明日香(すみ あすか)のがんばりも描かれた。
ただ、髪型をほめられるとリアクションに困りフリーズしてしまったり、
デート当日に具合を悪くしてしまったりと、
ややポンコツ気味なところがポイント。
かなり美人として描かれているが、
恋愛経験値に関しては最弱レベルという点が面白い。
そして入江博基(いりえ ひろき)は、
鎌倉旅行時に知り合った男性のいる会社の
インターンへ参加するため東京へ。彼のちょっとした成長が見られた。
ちなみにインターンというのは正確にはインターンシップと言う。
これは就業体験のことで、就職活動者向けの本格的なキッザニア。
その企業の仕事内容や社内の雰囲気などを直に見ることができるので、
興味がある企業のインターンには参加してみてもいいかもしれない。
ただ、時給、日給を出すところもあれば、
インターンの間は無給で働かせるところもある。
情報収集の意味ではタダでも参加する意義はあると思うが、
そのあたりは自分のスタンスで決めるしかない。
この点について作中で言及していなかったが、
入江くんが参加した企業が都心にあり、
かつ参加者のレベルもかなり高そうだったので、
たぶん多少の給料は発生していると思う。
そして最後は田中さん、入江くんのエピソード。
髪を切った入江くんは若返ったというか、
子供っぽく見えて少しおかしかった。
田中さんに関してはささいなことですねてしまったり、
幼ない頃のジト目の写真が登場したりと、
なかなか萌えポイントが多かった。
というわけで第18巻の感想としては以上。
次巻は2024年の5月発売予定とのこと。
宣伝的な部分を考えると、
実写映画の公開もそのあたりになりそう。
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