▼YouTube版はコチラ
※内容は全く同じなので、読むのが面倒な方はこちらを聞いてください。
●作品概要
マンガ『ふたり明日もそれなりに』
著者:すずゆき
全5巻(完結済み)
●ストーリー
付き合って1年と3ヵ月目を迎えた
愛田優弥(あいだ・ゆうや)と
相原里央(あいはら・りお)は、
1LDKのアパートで同棲生活を始めた。
それから2カ月が経過して
恋人以上、結婚未満のふたりは
それなりに幸せな毎日を送っていた――。
付き合って1年と3ヵ月目を迎えた
●作品の見どころ
主人公として描かれるのは、
目つきは悪いがやさしい性格の優弥と、
クールビューティに見えるがノリのいい里央の2人。
25歳の年下彼氏と、28歳の年上彼女のカップルです。
内容はまさにタイトル通りで、
ふたりの『それなりに』幸せな日々を描いた、
日常系のラブコメディ。
冒頭の時点でそこそこの交際期間を経ている
大人の男女ということもあるので、
ふたりの関係はある程度落ち着いています。
とはいえ、イチャラブ要素はきちんと描写されているので
ご安心ください!
相手のことを考えて想い焦がれるような
いわゆる若者的な熱い恋愛描写はありませんが、
日常のささいなやり取りの中で
パートナーに対する愛情を伝える様子が描かれます。
年下である優弥のほうが
しょうもないことで意地を張ったり
子供っぽいような言動を見せますが、
イチャイチャモードに入った時は
年上の里央のほうが表情に出やすいなど、
普段の生活シーンとのギャップにも注目してほしいですね。
舞台設定が自宅アパートということで
必然的に自室でのコミュケーションが多くなります。
Tシャツやスウェットなど飾らない
ラフな部屋着での胸キュンシーンが多いのは、
同棲モノならでは見どころと言えるでしょう!
●感想
先ほど本作のことを
『それなりに』幸せな日々を描いた物語と言いましたが、
それは間違いです!
これは『メチャクチャに』幸せな日々を描いたマンガなんですよね。
主役の優弥や里央よりも若い
10代から20代前半ぐらいまでの方たちには、
ピンと来ないかもしれません。
しかし、ふたりよりも上の世代
例えばぼくのようなおじさんが読めば
優弥と里央の送る日常が、
どれほど幸福に満ちた日々であるかが理解できるハズ。
こんな同棲生活ってなかなか送れないものなんです。
コメディタッチの作品なので
明るい展開が多いのは当然と言えば当然ですが、
こうした幸せな日々を送ることができるのは、
主役ふたりの心がけによるところが大きいのでしょう。
それは優弥と里央のふたりともが
一緒にいられることを楽しんでおり、
心から幸せなことだと認識しているからなんですね。
本作を読んで印象的だったのが
「ありがとう」「ごめんなさい」というセリフが
要所要所で登場すること。
誰でも知っているけど
言いそびれてしまうことも多い、
そんな言葉をふたりは大事な場面で
きちんと口にしているような気がしました。
きっとそれが幸せな同棲生活を送るために
必要なことなのかもしれません。
ちなみにぼくは同棲経験が全くありませんので
なんの参考にもならないと思いますが……。
個人的な見解を色々と語りましたが
そんなことは気にせずに
肩の力を抜いて楽しむのが一番だと思います。
●オススメポイント
社会人カップルが繰り広げる
ほのぼの系のラブコメを
気軽に読みたい方に是非!
1話あたり大体6ページで構成されており
長くても10ページぐらいなので、
とにかくテンポよく読めます。
忙しくて時間がない方でも
ちょっとの合間に楽しめる作品だと思いますので、
休憩時間や寝る前のちょっとした空き時間などに
楽しんでいただけるんじゃないでしょうか?
大人の同棲生活を描いているわけですが、
優弥と里央の掛け合いがカワイイので
学生の方でもほほえましく読めると思います。
|
コメント