【マンガ】『となりの席のヤツがそういう目で見てくる』(mmk)1巻レビュー

マンガ

©mmk/小学館
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。


エロい目で見てしまうのは、そういう気持ちがあるから?

男子高校生の「池沢(いけざわ)」は女子のコトを性的に見ては、それを口に出してしまうほどデリカシーのないタイプ。席替えで隣の席になった女子「江口(えぐち)」にもそのように接していたが、なんと彼女のほうも池沢をエロい目で見ていたと発覚!?

自分のカラダをそういう目で見られることになれていなかった彼は、江口の視線を意識するあまり、カラ回りする日々を送ることになるのだった!


本作は「池沢」と「江口」の掛け合いを描いた日常系ラブコメ作品。1話あたり「4~8ページ」ほどのショートエピソードで構成されており、テンポよく読めるのがポイントだ。

主役の2人が魅力的で、江口は黒髪ロングヘアでメガネという一見地味目なルックスだが、見事な巨乳の持ち主。池沢からもそのあたりのエロさを指摘されるが、本人は動揺することはない。むしろ、いかに池沢のカラダがエロいかをパーツごとに分析し、的確に言い返すほど。

逆に池沢のほうは、その状況に恥ずかしさを覚えつつも、江口の視線は独占したいという考え。彼女が自分以外の男に熱い視線を送っていたりすると、同じ格好をして彼女の興味を引こうとするなど、子供っぽい対抗心を見せたりもするのだ。


クール系むっつりスケベな女子に振る舞わされる、ヤンチャ系男子といった構図だろうか? とはいえ、江口のエロは池沢のみに向いているため、ベースとしては純愛モノ

なお、江口はやや天然気味で、池沢のパンツを見てしまったお詫びとして、自分のパンツを見せようとする大胆さもある。

しかも、そういった行為をクラスメイトが見ている前でしてしまうため、2人はつき合ってこそいないものの、ある意味で公認のような関係になっているわけだ。

今後の展開はわからないが、現時点ではライバルや障害になるキャラクターもいないため、主役2人のなりゆきを安心して見守りたいという方にも是非!


下心だけで自分のコトを見ていると思っていた2人だが、ひょっとしたらお互い恋愛的な意味で意識しているのでは? と感じ始め距離を縮めていく過程に注目だ!

フェチっぽい描写は多いものの、あえて顔を見せない動きで気持ちを表現していたり、気持ちが通じ合った時の表情をていねいに描いていたりと、恋愛マンガ作品として見どころが多いため、ラブコメ好きはチェックしてほしい!

ちなみに本作は「サンデーうぇぶり」の連載タイトルなので、アプリ版であれば無料閲覧が可能だが、単行本には描き下ろしページもある。各エピソードの補完やオマケが楽しめるので、気に入った方は単行本の購入もオススメだ!


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