『メイドインアビス 』12巻の簡易レビュー

マンガ

 


うつ作品とか言われてるけど?


鬼才・つくしあきひと、が描く幻想と機械が入り交じる大冒険活劇!
色々な意味で初見が一番楽しめる気がするので、ストーリー解説は省くことにした。
 
私個人の意見としては、
割と前向きな気分になれる作品だと思っている。

確かに目をそむけたくなるようなシーンや、
精神的にキツイと思われる描写はある。
そこで見るのを止めてしまった人にとっては、
うつ作品と言われても仕方ないと思うし、
すべての登場人物がハッピーな結末を迎えるという物語ではない。

ただ、ヒドイ目に遭った人物にある種の救いが用意されていたり、
亡くなった人の意志を別の人間が継ぐような描写があったりと、
希望を感じさせるような展開もかなり多い。

何よりもいろんな意味で前しか向いていない主人公のおかげで、
ネガティブな雰囲気はあまり感じない。

世界観の細部に至るまでの作り込みが見事で、
ファンタジー作品でありながら、
ページから生々しさすら感じるので、
現代の傑作であるのは間違いないと思う。

食わず嫌いで損をしてしまっている可能性はあると思うので、
試食ぐらいはしてみても良いのでは?
……口に合わなかったらマジで申し訳ない。


原作、アニメ、どちらから入るのがオススメ?


作中の小道具や生き物の生態など、細かな設定まで解説してくれるので、
世界観をスミズミまで堪能したいのであれば、やはり原作がオススメ!

ただ、固有名詞もそこそこ多く独自の世界観が描かれるので、
ストーリーの流れだけを追っていきたい人は、
アニメのほうがわかりやすいと思う。

キャストも合っていて出来がいいため、
すでにどこかの動画配信サービスと契約しているのであれば、
アニメから入るのもアリ。

アニメ「第1期」に関しては多くのサイトで見られるので、
自分が契約してるサブスクをチェックしてみてはどうだろうか。

原作についてはマンガアプリによって、
時間を掛ければ結構先まで無料で読めたりもするので、
そちらを探してみるのをオススメする。

12巻のレビュー!


前回の11巻のラストで一瞬だけ顔見せした「神秘卿・神秘のスラージョ」と、
本格的に交流が始まり、彼女の人物像も見えてきた。
キャラクターデザインも印象的だが、中身も濃くてイイ感じ。

ドチンピラみたいなナリと評されるだけあって、
ガラは悪いが頭が切れて、抜け目がなくカリスマ性がある。

今回、間接的ではあるが、
「“ボンクラ仮面”ボンドルド」と、
「“クソ不動”オーゼン」についても触れられている。

白笛は誰も彼もが底は見せていないにもかかわらず、
強烈な個性を備えており妙に引き付けられてしまう。
つまり、白笛そのものがアビスのような魅力があるのだ。

スラージョがアニメ化される際に、
どんなキャスティングをされるのかワクワクするし、
​未登場の白笛「先導卿・選ばれしワクナ」
どんな人物になるのか非常に​
楽しみ。

アクションシーンを描く時のスピード感や迫力は増しているし、
カメラアングルも独特ではあるが見やすくはなっている。
偉そうな言い方になってしまうかもしれないが、
「マンガの描き方」が上達しているような気がする。

このままのペースで行くと、
次巻13巻はおそらく一年後ぐらいだろうか?
一応、シリーズ続編のアニメ化は決定しているようだが、
さすがにあと1~2年では話のストック的に難しそうだ。

いずれにせよ作者には健康に気を使っていただき、
可能な限りこの世界を描き続けていただきたいと思う。

毎度こんなことを書いてしまっているが、
自分がそれなりの年齢になると書かずにはいられないのだ。
ファンも作家も楽しく人生を過ごすために、
できるだけ自分の身体を大事にしてほしい

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

メイドインアビス(12) (バンブーコミックス) [ つくしあきひと ]
価格:990円(税込、送料無料) (2023/8/17時点)

楽天で購入

 

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

メイドインアビス(12)【電子書籍】[ つくしあきひと ]
価格:990円 (2023/8/17時点)

楽天で購入

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました