【マンガ】『今日もベランダで』1巻レビュー！

​※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。​

作品概要

著者：糸川一成
レーベル：モーニング・ツー
シリーズ名：今日もベランダで
発売日：2023年02月21日
出版社：講談社

ざっくり感想

フリーランスのデザイナーをしている、
土岐田 旬（ときた しゅん）は仕事は全て断らず、
手も抜かずをモットーにしているため、
忙しい日々を送っていた。

そんな彼の趣味は、
自宅マンションのベランダを利用したガーデニング。
ハーブや季節の野菜など、さまざまな植物を育てていた。

ひょんなことから隣室に引っ越して来た女性と、
ベランダの間仕切り板越しに知り合うことになるが、
なぜか彼女は姿を見られたくない様子。

ほとんど会話だけのやり取りにはなっていたが、
お互いに親しみを覚えていたある日、
その女性と顔を合わせることになる。

なんと彼女の正体とは、
今売り出し中の女優、成海 游（なるみ ゆう）だった!?

土岐田 旬と成海 游、どちら視点のエピソードも均等にあるため、
基本的には２人とも主役という位置づけなのだと思う。

ガーデニングを取り扱っている作品だけあって、
ところどころで植物の名称や原産地、
特徴などの解説が挿入される。

そういったジャンルに興味がある人にオススメだが、
知識がない人にとっても、なかなか勉強になる部分。
顔を合わせない状態での交流という設定は、
過去に色々合ったがこういう形は初めてなので、なかなか新鮮。

お互い素性を知らない状態を
どこまで引っ張るかは気になったが、
１巻の最後で判明する。

男性である土岐田 旬のほうが器用でなんでもソツなくこなせて、
女性である成海 游のほうがズボラで抜けている印象。

片方が女優という立場上、
恋愛関係に持っていくのはかなり難しそうなので、
スローペースで関係を深めていく流れになると思われる。

男女のイチャイチャを手っ取り早く見たい人には、
オススメしづらいので、ほのぼの日常系が好みの方向けだと思う。

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