【マンガ】『はじめてのお嬢様』1巻レビュー！

​※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。​

作品概要

著者：橙夏りり
レーベル：アクションコミックス
シリーズ名：はじめてのお嬢様
発売日：2023年03月09日
出版社：双葉社

​ざっくり感想

主人公の瀬和すぐる（せわ すぐる）は、
駅の券売機前で困っている女性を目撃する。
彼女の名前は御城琴音（おじょう ことね）。

御城財閥の社長令嬢で、
今まで色んなことを人任せにしていたため、
自分一人でできることを増やしていきたいと考えていた。

すぐるは琴音に切符の買い方を教えてあげた流れで、
結局、彼女の家まで送ることになってしまう。
これっきり奇妙なお嬢様との関係は終わるかに思えたが、
すぐるのことが気に入った琴音は、
彼の学校に転校してきてしまったのだ！

世間知らずのお嬢様が、
毎回はじめてのことに挑戦するという内容の、
一話完結型のコメディ作品。

すぐるが琴音の「はじめて」に巻き込れつつ
世話を焼くことになる、という展開が基本となる。

ヒロインの御城琴音が、
明るく前向きで好奇心旺盛という性格。
大抵のことは失敗してもポジティブに受け止めてしまうので、
全体的に明るいノリで楽しめる。

また度を越したお嬢様らしく男女の関係にも疎いため、
すぐるの前で肌をさらしたり、距離をつめたりすることにも抵抗がない。

琴音が巨乳であることに加えて、
ガーターベルト着用ということもあり、
１巻の時点ではすぐるのほうが、
一方的にドキドキしてしまうという感じ。

すぐるに対して好意的な感情を抱いていながらも、
現状、恋愛感情といえるほどではないので、
ゆくゆくは変化していくことに期待したい。

ネタが尽きなければ、
いつまでも続けられそうな設定ではあるものの、
登場人物の掘り下げや新キャラクターなど、
マンネリにならないような工夫が必要な気がする。

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