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【ラブコメマンガ紹介】『異世界おじさん』レビュー【ネタバレなし】
作品概要
著者:殆ど死んでいる
レーベル:MFC
シリーズ名:異世界おじさん
発売日:2023年09月22日
出版社:KADOKAWA
全体構成
まずは全体構成から。
表紙は前回9巻で新たに登場したキャラクター
「竜変化術師」のシャリオン。
ドラゴンらしく両手を構えた、
かわいいポーズが目印。
魔法で生成した衣装が身体にフィットしており、
かなりセクシーです。
人見知りな性格と衣装のギャップもあって、
なかなか魅力的なキャラクターだと思います。
今回は「第48話」から「第52話」の5話に加えて、
「番外編」と「おまけ」の短編2話を収録。
それぞれのエピソードを簡単に説明します。
●第48話
前回9巻では屍(かばね)の王「マガツコトノヌシ」により、
エルフの身体が乗っ取られ、シャリオンと聖剣士・オートムが敗れてしまいます。
「ラブ・ペンギン」ことおじさんと「マガツコトノヌシ」の戦いが
本格的に開始⁉ という気になるラストの続きから始まります。
敵がさらなるチート能力を披露し
より絶望的な状況へと追い込まれますが、さすがはおじさん。
窮地に立たされていても
敵を観察しつつ攻略法を見つけ出し、
現状を打開していく様子はかなり頼もしかったです。
魔法の力を奪うという相手に対して、
打つ手無しに思えましたが、おじさんならでは方法で対応します。
『万能話手(ワイルドトーカー)』ありきの解決策ではありますが、
戦闘しながらもかなり先の展開まで見越しており、
戦い慣れしているベテランの貫禄も感じました。
ちなみに9巻の終盤で乗っ取られたエルフを前にして、
おじさんがなんとも言えない微妙な表情をしていましたが、
その理由についてもようやく明かされます。
納得できるかどうかは人によるかもしれませんが、
個人的には「なんかわかる!」と感じたので、
結構、説得力があったような気がします。
●第49話
戦闘が終了し無事エルフを救出。
目覚めた彼女は意識が混濁しており、
今の状況が夢だと勘違いしてしまいます。
そのためいつものツンデレな態度とは異なり、
おじさん相手でも素直に甘えてきます。
その異様さにおじさんのほう若干引き気味ですが、
とにかくバカみたいにカワイイエルフに注目。
続いて何かを決意したシャリオンとオートムから、
衝撃的なことを告げられたかと思えば、
現実世界側では藤宮さんの友人である沢江さんが来訪。
沢江さんからゲーム機についての現状を聞かされたおじさんは、
忘却していた記憶を刺激され、
鼻血を出してしまうという怒涛の展開が続きます。
●第50話
おじさんがSEGAのハード事業撤退の記憶を忘却するため、
最後のゲーム機である「ドリームキャスト」の記憶ごと、
封じていたという事実が判明。
目の付け所は悪くないけれど、
タイミングや時代が早すぎるために、不完全な形で実行してしまうという、
SEGAらしさを思い出したエピソードでした。
現実世界でおじさんとたかふみによる、
SEGAトークが繰り広げられる回なので、
異世界の話は進展しません。
しかし、おじさんに対するたかふみの優しさだったり、
そんな2人を微笑ましく見守る藤宮さんが描かれたりと、
なかなかほっこりするやり取りが見られます。
●第51話
寝ぼけたエルフとおじさんがイチャイチャしている陰で、
シャリオンとオートムの2人に何があったのかが描かれます。
このくだりでは少女マンガのような掛け合いが繰り広げられますが、
『異世界おじさん』シリーズの中で
一番まともなラブシーンと言っても過言ではありません。
たかふみと藤宮さんが
「まともな異世界ファンタジーラブコメ」と
泣きながら見ていましたが、
ボクも結構うるっと来てしまいました。
最終的にパーティーメンバーが
それぞれ目当ての物をゲットできましたが、
おじさんは勇者・アリシアに会う必要ができたということで、
一人で王都へ向かうことに。
今回のパーティーはこれで解散となるわけですが、
エルフとの別れは今までとは異なる感じで、
2人の関係が少しだけ進展したように見えました。
●第52話
公園のベンチで精霊と語らうおじさんを、
藤宮さんが目撃するというシーンから始まります。
1巻の第7話とまったく同じシチュエーションですが、
藤宮さんの表情が比べ物にならないぐらい
穏やかになっているのが印象的。
あれから半年以上経過しているとはいえ、
こんな風に笑顔で話し掛けてくれるのは、
おじさんが善人であることを考慮しても、
やはり彼女自身が相当イイ子だからだと思います。
内容としてはおじさんの魔法を応用して、
新たな動画制作のアイデアを模索する話。
●番外編
温泉宿「煉獄の湯」へ置き去りにされた
メイベルのその後が描かれます。
安定のクズニートっぷりを存分に発揮。
本作で一番キャラがブレないのは
実は彼女なのではないでしょうか?
●おまけ
おそらく時系列的にはかなり前。
おじさん、エルフ、メイベルが3人で宿屋に泊まった時の話。
ギャグ回の短編ではありますが、
家族のような3人を見られたのでなかなか良かったです。
感想
緊張感のあるバトルシーンあり、
箸休め的なギャグ回あり、
イチャラブ描写ありと、盛りだくさんの内容でかなり満足できました。
戦闘描写に関してはコマ割りやカメラアングルなどにも工夫が見られ、
スピード感なども表現されているため、
以前よりも迫力が増したような気がします。
話の流れ的に次巻はアリシアと再会しそうなので、
久しぶりに勇者パーティーの面々とのエピソードに期待です。
ただ、8~9巻から登場したシャリオンやオートムといった新顔も
なかなかキャラクターが立っていて気に入ったので、
できれば今後も出してほしいところです。
あと、9巻からの継続した感想ですが、
エルフが「マガツコトノヌシ」に乗っ取られている時に、
シャリオンとオートムに関してはきちんと名前を呼んでいましたが、
おじさんに対しては終始「オークがお君」と呼んでおり、
決して「陽介」という本名で呼ばなかったことが気になりました。
最初は敵の嫌がらせや挑発によるものなのかとも思いましたが、
ボクはエルフによる一種の抵抗であると考えました。
彼女はほかの人の前でおじさんの名前を呼ばない、
つまり2人きりの時でしか「陽介」という名前を呼ぶつもりはないと
言っていたような気がするので、
身体が乗っ取られていたとしてもその点は守ったのだと思います。
勝手な妄想ではありますが、
そう考えるとエルフのおじさんへの強い想いが
より感じられるような気がしました。
イチ押しの一コマ!
わたくしモーリーが本作を読んで、
印象に残った一コマについて語ります。
お手元に本作をお持ちの方は
ページと照らし合わせて、
楽しんでいただければと思います。
まず1つ目、57ページの大ゴマ。
がおっとか言っちゃうエルフに注目。
カワイイのは間違いないですが、
発情してリミットが外れると、かなりヤバイタイプっぽいです。
2つ目、67ページの大ゴマ。
改めて指輪をはめてもらうエルフ。
表情がとても魅力的なシーンですが、
髪型がいつもとは違う点も個人的には気に入っています。
3つ目、131ページの上のコマ。
シャリオンの瞳が髪の間から見えているシーン。
この前後の掛け合いはラブコメとして満点ですね!
素直になれないエルフも魅力的ではありますが、
ストレートに想いを伝えるやり取りは
さわやかな雰囲気があっていいですよね。
ボクとしてはこんな感じですが、
みなさんのイチ押し一コマがあったら
ぜひ教えてください!
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