【マンガ】『彼女と彼の関係 ~平凡な早川さんと平凡な三浦くんの非凡な関係~』1巻レビュー!

マンガ

​※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。​


作品概要


著者:宇佐見 よし, 六つ花 えいこ, くろこだ わに
レーベル:シルフコミックス
シリーズ名:彼女と彼の関係
発売日:2023年03月22日
出版社:KADOKAWA


ざっくり感想


ライトノベル原作のコミカライズ作品。
私は原作未読なので比較はできておらず、
本作のみの感想になる。

「誰でもいいから彼女になってほしい」という
言葉を発した三浦拓海(みうら たくみ)の前に、
「本当に誰でもいい? 私でも?」と言って
現れた早川夏帆(はやかわ かほ)

なぜ、彼女がそんなことを言い出したかといえば、
男女交際に興味があったから

好きな人がいるかどうかは別として、
「彼氏彼女の関係には憧れる」
高校生であれば誰でも一度は考えてしまう、
そんな題材を取り扱った恋愛物語。


早川夏帆三浦拓海
どちらの視点でも物語が進み、
2人の心情も均等に描写されているため、
片方が主人公というよりは、
このカップル自体が主役という印象

2人とも異性に距離を感じているタイプだが、
興味がないわけではないため、
お試しで「彼氏彼女」という関係性を作って、
その枠組みの中で恋人気分を味わってしまおう
というのが2人の目的となる。


動機だけ考えれば打算的にも見えるが、
テンポの良い会話と初々しいやり取りのため、
さわやかな雰囲気が漂うのが特徴

物語の舞台は明言されていなかったと思うが、
かすかに方言のような口調を出している点も面白い。

厳密に言えば、早川夏帆のほうは
三浦拓海の声に聞き覚えがあったので、
本当の意味で誰でも良かったというわけではない

顔も名前も知らない相手ではあったものの、
なんらかの理由で気になっていた人物が、
彼女をほしがっていたので自分が立候補したという構図。

そのあたりの理由に関しても今後深掘りされると思うので、
2人の関係と共に見守っていきたいところ。

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