©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社 2024.
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
描き下ろしでは登場人物のその後が描かれる!
予告されていた描き下ろしについては、
単行本の巻頭で「6ページ」、最終話のあとの巻末で「18ページ」、
合計「24ページ」追加されていた。
ざっくりと内容を説明すると、
どちらのエピソードもおそらく「後日談」。
両方とも同じ時期を描いているのかは不明だが、
巻末のエピソードは本編最終話から、
少なくとも「2~3年」は経過しているという印象だ。
巻頭のほうは「ルビー」の心情描写。
アイドルという職業について自問自答している。
巻末のほうは「MEMちょ」がメイン。
彼女が「推し」について語る切り抜き動画が再生される。
同時にニュースサイトなどの情報も映し出され、
主要キャラクラーが現在どのように過ごしているのかが、
わかるようになっている。
ただし「カミキヒカル」や「アクア」については、
一切触れられておらず、本編中の事件に関して
新たな事実が判明するということもない。
愛着のあるキャラクターに再会できたのは純粋にうれしいし、
個人的には読めてよかったと思う。
ただ、作品の評価がくつがえったりするようなものではないので、
追加エピソードについては1つのおまけ程度に考えておくのが無難。
というか実際に巻末のほうは「オマケマンガ」と記載されている。
アクアのフォローや事件についての掘り下げがほしかった人にとっては、
期待外れになってしまう可能性すらあるだろう。
登場人物がどうなったのかザックリと記載しておくが、
ネタバレになってしまうのでご注意。
また、基本は文字情報を目視で読み取っての情報なので、
多少は事実と異なる箇所があるかもしれない。
その点はご了承いただければと思う。
ちなみに矢印以降は私の妄想や感想。
なお、順番についてはエピソード内で触れられた順に合わせている。
●MEMちょ
「B小町」を卒業してプロデューサーに就任。
→ 年齢をごまかしきれなくなったのかもしれないが、
「有馬かな」が抜けてモチベが下がったとかもありそう。
新メンバーがそろってきて、
ルビーが大丈夫だと確信してのタイミングで、
自分から申し出たような気がする。
●鮫島 アビ子
SNSで結婚を発表。相手は不明。
→ お相手は脚本家「GOA」では?
アビ子はコミュ障だし他の男と仲良くできるイメージがわかない。
●有馬 かな
インタビュー記事掲載。ハリウッド超大作に出演。
→ セリフが無いのが寂しい……。
立ち直ったのは喜ばしいが、もう少し何か欲しかった。
●黒川 あかね
インタビュー記事掲載。最近はオカルトにハマっている。
→ セリフが無いのが寂しい……。
オカルト関係はアクアを引きずっているのかも?
●寿 みなみ
タレント写真集ランキング1位。ちなみに2位は「ぴえヨン」。
→ 一瞬、誰だっけ? となってしまったルビーのクラスメイト。
●不知火 フリル
すでに女優を引退済み。引退作は「五反田 泰志」監督作品。
→ 作品がすでに配信化されているようなので、
引退自体は結構前の話な気がする。
●鳴嶋 メルト
ウィキペディア的な記事掲載。演技を認められ何かを賞を受賞。
→ ある意味では作中で最も変化成長した人。
●吉祥寺 頼子
原作を担当して週刊連載がスタート! 作画は鮫島 アビ子。
→ たぶん打診自体はアビ子側からだと思う。
彼女が分業を決意したのは、
他の人間と一緒に仕事をする良さを覚えたからだろう。
弟子のほうが先に結婚してしまって、
ギスギスしないのだろうか? とゲスな勘ぐりをしてしまった。
●姫川 大輝
SNSでのメッセージ掲載。死にたくなったけど、
腹違いの妹(ルビー)の存在で思いとどまれたらしい。
→ フツーに気の毒すぎで掛ける言葉が見つからない。
フリルが引退したのは彼を公私ともに支えるため、
とかいう理由だったら救いがあると思っている。
●斉藤 ミヤコ
所属タレントを守る立派な社長になっていた。
「壱護」は引き続き雑用係っぽい。
→ 仲良くやっているようでなによりだ。
ただ、アイやアクアが事件に巻き込まれたのは、
SNSとはあまり関係が無いような気がする。
色々と考察できる余地があったのは面白かったが、
アクアとルビーの掘り下げはもう少し欲しかったのが本音である。
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