【マンガ】『モブ子の恋』(田村茜)21巻レビュー

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©田村茜/コアミックス
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。


モテる男性とつき合う女性は不安が絶えない!?

今回は主役2人の出番は控えめ。

田中さんの同僚「隅 明日香(すみ あすか)」と、
彼女の幼なじみで喫茶店のイケメンマスター、
「水越 太一(みずこし たいち)」こと
「たいちゃん」の関係に決着が着く。

隅さんとたいちゃんの話は長丁場で、
2人がつき合い出したところで終わるかと思いきや、
たいちゃんの元カノである「瞳(ひとみ)」が現れて、
もう一波乱起こるという展開だった。

田中入江ペアについてはライバルらしい人物も登場せず、
遠距離恋愛中とはいえ彼らに比べるとおだやかなカップル

主役2人が順調である分、
恋敵が現れるという展開が新鮮に感じたので、
興味深く読ませていただいた次第である。


個人的な印象ではあるが、
明日香と瞳はキャラクター的に結構似ていたと思う。

同じ男とつき合っていたわけなので、
共通点があるのは当然かもしれないが、
彼に対して自分から別れを切り出してしまう
ところまで一緒なのは驚いた。

しかも、その動機についても重なるところが多い。

まあ、モテる男をつき合うと大概の女性は、
こんな気持ちになってしまうのかもしれないが……。

ありえない展開ではあるものの、
隅さんと瞳さんが2人ともフラれるようなことがあれば、
お互い良い理解者になれただろうと妄想してしまった。


田中さんが入江くんと一緒に、
一泊二日で徳島旅行に向かうところで今回は終了。

入江くんのほうはプロポーズのために、
旅行中に彼女の指輪のサイズを調査するという、
極秘ミッションをこなさなくてはならないらしい。

目的に気を取られ過ぎないように注意だ!

次巻以降に描いてほしいエピソードは、
田中さんの友人である「ふみちゃん」関連の話。
以前のように短編でも良いので読みたいところだ。

あと気になるのは「青池 芽衣(あおいけ めい)」に、
玉砕してしまった「塩谷 朔也(しおたに さくや)」

一時でもたいちゃんの特別になれた瞳さんとは異なり、
青池くんは今まで誰にも選ばれたことがない

とにかくツラすぎるキャラクターなので、
なんでもイイから報われてほしいと願ってしまう。

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