
©知念実希人・いとうのいぢ/ストレートエッジ・天久鷹央の推理カルテ製作委員会
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第4話「火焔の凶器」感想
事件を解決していた話が噂になっていたらしく、
歴史学者から謎解きの依頼をされた
「天久 鷹央(あめく たかお)」。
もちろん「小鳥遊 優(たかなし ゆう)」も、
運転手として同行している。
内容については、ある陰陽師のミイラを発見したことで、
調査に携わった人間が体調不良に陥ってしまったらしい。
それが「呪い」のせいではないか? というエピソードだ。
鷹央はいつもの通り
爆速で「診断」を下し謎を解き明かすが、
体調不良とは別件で被害者が出てしまったので、
事件は今回だけで解決しなかった。
事件自体も興味深いものだったが、
キャラクターの人物像が描かれたのがよかったところ。
まず、優については鷹央が軽くどつかれた程度で、
わかりやすくキレていた。
以前、彼女に対する恋愛感情を否定していたが、
思いのほか大事に思っているのかもしれない。
まあ、小っちゃくてカワイイので、
守ってあげたくなるだけかもしれないが……。
次に鷹央。彼女は自分の興味本位で
行動しているだけの奇人だと思っていたが、
人命に関わる場面では必死になっていた。
有能なだけでなく、
医師としての矜持も持っているタイプらしい。
ヤバイ、このチビッ子カッコイイぞ!
最後は、その鷹央の指導医でありながら、
面目を潰された「墨田 淳子(すみだ じゅんこ)」。
入院を嫌がった患者を救うために、
精神科医である彼女の許可が必要だったが、
強引に協力させられたっぽい。
ただ、鷹央のコトは嫌ってはいるものの、
彼女の診断能力だけは認めているらしい。
こういう主人公を敵視しつつも、
肝心なところで協力してくれるキャラクターは
人間臭くて好きなパターンである。
アニメとしては結構テンポよく進んでいるが、
逆に言えば原作から省かれている描写も多そうだ。
機会があったらそちらも読んでみたいと思う。
ちなみに「マガポケ」では、コミカライズ版も連載中!
こちらは鷹央と優が知り合うところから始まるため、
いわばアニメ版の前日譚的な内容になっている。
▼天久鷹央の推理カルテ スフィアの死天使
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