
©小林大樹/SQUARE ENIX・「ラグナクリムゾン」製作委員会
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ストーリー
銀剣を振るい竜を狩り報酬をもらう職業『狩竜人(かりゅうど)』。
ヘボ狩竜人の少年・ラグナは、ぶっちぎりの竜討伐数を誇る
天才少女・レオニカとコンビを組み、日々竜討伐に挑んでいた。
ラグナの願いはひとつ「強くなれなくてもいい。レオのそばにずっといたい」 しかし…。
引用:U-NEXT
『1話 死神が生まれた日』感想
基本的に完全初見。
拡大枠ということで初回は「47分」。
ダークな雰囲気が漂う、
オリジナルのファンタジー作品。
中世ヨーロッパ風の世界が舞台で、
竜の脅威にさらされているという設定のため、
人類はかなり追い詰められている印象。
人にとって竜は捕食者のような存在で、
倒す方法は基本的に2つしかない。
「銀で作られた武器による“銀気”で竜を凍らせる」か
「太陽の光によって身体を焼き尽くす」というもの。
早い話が吸血鬼(ヴァンパイア)の設定を持った、
竜とのバトルを描いた物語。
主人公のラグナは狩竜人としての才能がない少年で、
いずれは竜に殺されてしまうことも覚悟しており、
その時まで相棒のレオニカ(通称:レオ)の
そばにいようと考えていた。
だが、ある日からレオが殺されてしまうという悪夢を見続け、
ついに2人がいる街に夢で見た竜が襲い掛かってきてしまった。
このままでは夢で見た通りにレオが殺されてしまうと思った矢先、
心の中で謎の男が語りかけてくる。
そして彼から能力を受け継いだラグナは、
竜を倒すことに成功するのだった。
実はこの謎の男の正体は未来のラグナ。
本来はこの場所でレオを失ってしまい、
そのことがきっかけで竜への復讐を始めた彼は、
長年を費やし強力な竜と戦えるまでに成長したというのだ。
しかし、レオを失った後悔が消えることはなく、
未来から意識だけを過去に飛ばし、
過去の自分にレオを守るように意志を託したということ。
未来で竜にとっての『死神』と呼ばれた男が、
数十年早く生まれたということで、
サブタイトルにつながるというわけだ。
つかみとしてはかなり面白かったが個人的に懸念点がある。
第1話でレオの命が救われたので、
未来ラグナの最大の動機が達成されてしまったことになる。
実際、彼は成仏してしまった様子。
今後はレオに被害が及ばないように、
現代ラグナが戦い続けることになるとは思うが、
復讐という要素は無くなってしまったことになる。
物語に感情移入する要素としても、
強力な部分が1つ消えてしまった状態なので、
今後の展開をかなり面白くしないと、
第1話を越える展開は難しそうな予感がする。
一応あと何話か視聴してみて判断してみようと思う。
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