
©小林大樹/SQUARE ENIX・「ラグナクリムゾン」製作委員会
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『2話 物語の始まり』感想
第2話のサブタイトルの通り、
今回から本格的に物語がスタートした感じで、
これまではプロローグだった模様。
前回ラストで襲ってきた竜を倒し、
クリムゾンと出会い本作の目的がハッキリした、
というのが今回の流れとなる。
危険な竜退治の旅に巻き込むことはできないと、
ラグナがレオニカに国外へ逃げるよう告げる。
二番手の人ことサイクスと共に避難する様子が描かれたので、
2人ともこれ以降は登場しない可能性がある。
顔に傷のあるボクっ娘剣士という、
なかなかキャラの立った人物ではあったが、
どうやら彼女は物語上のヒロインではなかったらしい。
ラグナに対しては好意だけでない感情も抱いていたようで、
なかなか深みのある描写もされていただけに残念。
というわけで私が誤解していたようだが、
本作のヒロインはクリムゾンだったというオチ。
彼は性別としては男性のようで、
キャストも村瀬歩という男性声優が担当しているのだが、
カワイイ演技がヤバイのでヒロインという解釈で問題ないだろう。
ただ正体が判明してしまったので、
今回のようなブリっ子芝居はもう見られないかもしれない。
毎話、一言二言でもいいのでカワイイセリフを求む!
ちなみにクリムゾンの正体に関しては、
かつて竜の神に反逆した「第一位階の竜王」で、
彼の目的が「自分を含めた竜のすべてを滅ぼすこと」。
重要人物の情報が本人からではなく、
未来ラグナの記憶を継承した現代ラグナの、
つまり主人公の口から語られるという珍しい構成。
こうなってくるとラグナが、
これから出会う新規キャラクターに関しての
記憶を保持しているという可能性はあるので、
未来ラグナの時とは異なる運命をたどるという人物も出てくるかもしれない。
疑問点としては、今回の敵であるメルグブデという
上位竜のそばに擬態したクリムゾンがいたこと。
彼がメルグブデに食われそうな瞬間に、
ラグナに助けられるという流れだったわけだが、
本来というか未来ラグナが生きた時間軸では、
どのように対処したのだろうか?
クリムゾンは時を渡ってきたわけではないので、
未来の記憶は無くラグナに救われる、という想定はしていないハズ。
ちょっとよくわからない部分だった。
全体的な感想としては、
第1話と比較しても失速せずに見られたので、
よかったと思う。
ただ、上位竜の討伐ペースが早すぎるので、
物語が進むにつれてスピード感が損なわれないか心配ではある。
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