
©椎名ほわほわ・アルファポリス/とあるおっさんのVRMMO活動記製作委員会
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
『第11話 アース、赤ちゃんドラゴンを拾う』感想
アースは前回最後に発見した、
タマゴからかえりたてのドラゴンの子供を保護。
対応方法に苦慮したため、
フェアリークイーンを召還して相談することにした。
クイーンいわくドラゴン族は、
強大な力を持っており無用な争いを起こさないために、
国の外へ出ないようにしているらしい。
しかも、この子供はドラゴン族の中でも、
皇族にあたるレッドドラゴンだと言う。
龍ちゃんの種族である竜族は力の制御に成功しているが、
ドラゴン族のほうは力の制御を放棄しているようで、
周囲との関係を絶っているとのこと。
そんな中、両親と思われる2頭のドラゴンが、
子供を探しにやって来てしまう。
彼らは我が子をさらった人物を探していたのだ。
アースは自分は保護しただけで、
犯人と思しき連中も死んでいたと話す。
ドラゴンの親は自分の子供の記憶を読み取り、
アースの話が事実であることを知り、
おとなしく引き下がっていくのだった。
久しぶりの運営陣の会議が描かれる。
『ワンモア・フリーライフ・オンライン』の運営を
継続するか否かを話し合っていたようなので、
序列はありそうだが合議制の形を取っているのかもしれない。
なんと幹部クラスのメンバーの中に
プレイヤーとして参加している女性がいることが判明。
以前、予想していた人物とは別人のようだが、
女性であるのは当たっていたらしい。
エンドクレジットで判断するのはどうかとも思ったが、
担当声優が岡咲美保という点から、
彼女のアバターはミリーで間違いないだろう。
どちらの彼女が素に近いのかはわからないが、
なかなか見事なスパイっぷりだ。
てゆーか、リアルのミリーさん結構歳行ってそうですね……。
あと、ほかのメンバーの親族もゲーム内にいるような
セリフがあったため運営の関係者はほかにもいそう。
話の内容から察するに運営陣の最優先事項は、
AIの『EA(フェアリークイーン)』と『EB(龍ちゃん)』の
成長をうながすことのようだ。
結果的にそれがどのような目的を
果たすことになるのかはわからないが、
おそらく多大な恩恵をもたらすことにつながるのだろう。
アースが『ワンモア』での体験を振り替える描写があったが、
かなり興味深い描かれかたをしていた。
現実の田中大地という人物は、
自由に身体を動かすということに対して、
強い執着があるように感じた。
ハッキリとは明言されていなかったが、
老化以外にも何か理由があるのかもしれない。
というか、あるならば個人的に
ソコを掘り下げてもらいたいところ。
今回気になった点としては、
アースがドラゴンの子供を拾ったくだり。
なぜドラゴンのタマゴが奪われたのか、
その理由が明かされなかった。
犯人一味はNPCのようなので、
ゲーム内イベントの一環ということなのだろうが、
結局、彼らは誰に倒されたのだろうか?
今後明かされるのかもしれないが、
今までの傾向からすると、
スルーされてしまう可能性もある。
あと、アースのフェアリークイーンに
対する態度が微妙に気に入らない。
気軽に呼びつけている割に、
あまりご褒美をあげているように見えないので、
彼女が都合のイイ女と化している気がする。
ひょっとして運営陣はそれを狙っているのか?
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