【アニメ】『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』第5話 レビュー

アニメ

©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT

※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。


『Layer 5 2度あったことは3度ある!』感想


前回、プログラマーの六田守を無事連れ戻し、
新作ゲームの完成までこぎつけたが、
打ち上げの最中にタイムリープしてしまった秋里コノハ

現代に戻った彼女はタイムリープの法則性を分析し、
改めて過去へと向かおうとしていたが、
自宅の美少女ゲームがいつの間にかに消失してしまうという、
現象をまたしても体験してしまう。

未来を変えてしまったのではないかと不安を覚えていたが、
アルコールソフトの面々にどうしても会いたくなり、
「過去へ行っても何もしない」と言い訳をしつつ、
タイムリープのトリガーとなるゲームの箱を開くのだった。


ここで一瞬、意味ありげに映された
ショートカットの少女が印象的。
3話冒頭で登場した謎の少女と同一人物だと思われるため、
なんらかの形でタイムリープに関わっていそう。

というわけで、過去タイムリープのきっかけとなったゲームと、
行き先の年月日を記載しておくことにした。


1回目『同級生』       1992年12月17日
2回目『痕 ~きずあと~』  1996年 7月26日
3回目『Kanon(カノン)』 1999年 6月 4日 ​←イマココ​


過去に戻ったコノハが向かったのは、
アルコールソフトがあった場所。
しかし、そこには現代のコノハが働いていた、
ブルーベルが入っているはずのビルだった。

再開発の影響で建物が新しくなった上に、
以前コノハも製作に関わったゲームソフト
『HOROSCOPE ホロスコープ』が大ヒットしたおかげで、
開発室を大幅に拡張し多くのスタッフを増員したとのこと。

なお、作中で『HOROSCOPE ホロスコープ』は
「10万本売れた」というセリフがあるが、
実はフィクションとしての大げさな数字ではなく、
この時代は毎年何タイトルかは出ていた。

今となっては信じられないことだが、
美少女ゲーム業界は儲かるらしいという噂を聞いて、
他業界から参入してくる人もいたぐらいだ。


閑話休題。
ブルーベルが何年創業の企業かは不明だが、
つぶれるはずだったアルコールソフトの運命を変えてしまったことで、
ブルーベルの存在が消えてしまっている可能性がある。

次にコノハが現代に戻ってきた時には、無職になっているかもしれない。
久しぶりに会った面々や新顔との紹介も済んだ頃、
守の父、六田勝(ろくた まさる)こと「てんちょー」が登場。

業界で有名なプロデューサー・市ヶ谷 (いちがや)を伴って、
『HOROSCOPE ホロスコープ』がコンシューマーになるという
話を持って来るのだった。

ちなみにコンシューマーの本来の意味は「消費者」のことだが、
業界的には「家庭用ゲーム機」のことを指す。

つまり、ここでの意味はパソコン用ゲームソフトが、
プレイステーションやセガサターン、ドリームキャストへ
移植されるという意味になる。


大規模な話に会社全体が盛り上がるも、
コノハはこの時代に影響を与えないように、
雑用係に徹することに決めたのだった。

一方、父の連れてきた市ヶ谷を信用しきれない守は、
彼について調査を進めることにした、というところで今回は終了となる。

今後の展開も楽しみだが、一瞬だけ映った守のデスクにあった、
手紙らしきものも気になるところ。
勝手にメガネ巨乳の山田冬夜あたりと、
連絡を取っていたのでは? と予想している。

一応、作品の雰囲気としてはコミカルに分類されると思うが、
今後の展開によってはシリアスな方向になりそうな気もする。
私個人の希望としては納得するような結末であれば、
どちらでも構わないので楽しみに待つのみといったところだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました