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※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
『第11話 緊急クエスト――エンヤァを救え!』感想
箱から現れた魔物は魔王ではなく、
森の都の城主バロルこそが邪眼魔王本人だと判明。
先代救世主であるエッソと長年戦い続けたバロルは、
エッソ亡きあと救世主を名乗り、森の都の城主の就任する。
ウィルフの姉であるライライインは、
バロルが心を入れ替えて次の救世主が見つかるまで、
協力してくれているものと思っていたが、
最初からバロルの目的はエッソの復活だったという話である。
2人は敵同士であったはずだが、
バロルが真の救世主と認めているのはエッソのみ。
何があったのか正確なところはわからないが、
エッソに執着と愛情が入り交じったのような感情を
抱いているのは間違いなさそう。
なお、エッソ復活には以下の物が必要とのこと。
・五星のかけら(かけらを所持していたガラティンを含む?)
・森の都の人々の精気
・魂を宿す肉体(エンヤァ)
・死者の残した物(エッソおよびエンヤァが使っていた盾)
神であるユガーからイノーの元へ連絡が入る。
エンヤァのデータが何者から上書きされているようで、
このままでは彼女の存在が消えてしまうらしい。
対抗策はエンヤァのデータ内に行き
内部から防壁を張る必要がある。
単独でエンヤァの精神世界へ向かったイノーの元へ、
バロルが現れて妨害してくるが、
なんとか撃退しエンヤァを救い出すことに成功。
ところがイノーの身体に異変が発生して、
存在が消えかかっているような描写がされるのだった。
次回予告のサブタイトル的に、
おそらくあと1話で終了となるのだろう。
実はバロルが邪眼魔王だった
という設定自体は面白いと思ったが、
疑問が残る部分もかなりある。
「三巨頭」から魔王と呼ばれていた人物はなんだったのか?
エッソとバロルの関係は?
バロルの使うノア大陸外の力とは?
ガラティンの目的は? などなど。
次回に回されるのかもしれないが、
それならそれで主役2人の見せ場が減りそうで、
微妙な構成になってしまうそうな気もする。
最後の最後でたたみかけるように色々と回収するぐらいなら、
途中の段階で盛り上げどころが作れたのではないか?
というもったいなさも感じたところだ。
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