【アニメ】『もめんたりー・リリィ』第8話レビュー

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第8話「雨がやんだらチョコレートバー」感想

妹かもしれない「ベル」こと「霞 すずらん」を探しに、「しとろん」から聞いた場所へと一人で向かう「霞 れんげ(かすみ れんげ)」

一方、残されたチーム「えみゅー」の面々も彼女のあとを追うことになる。

れんげは割とアッサリとすずらんに再会することができたが、ここで衝撃の事実が告げられる!

すずらんいわく、れんげの見た目や性格、言動などは姉そのものだが、彼女は自分たちを守るために「ワイルドハント」と戦い、すでに亡くなっているらしい。しかも、れんげの遺体を埋めたのは、すずらん本人だと言うのだ。

さらに、れんげが敗れた「バロール」がこの場所に向かっていると判明。「ゴリアテ」よりも強力なワイルドハントに、たった1人で立ち向かうことになる。


ちなみにすずらんが一緒に避難していた集団も女性ばかり。やはり男性が一切描かれないことは偶然ではなく、なんらかの意図があって表現なのだろう。

バロールの主な攻撃方法は2つ。やたらと追尾性能の高い「ミサイル」と、1つ目から繰り出される超火力の「レーザー」

ミサイルのほうは何発も同時に発射してくるため、れんげの回避行動が弾幕シューティングゲームのようで見ていて面白かった。

奮闘もむなしくやられてしまうと思われたところで、えみゅーの4人が登場! 5人のチームワークで、なんとかバロールの撃退に成功するのだった。

正確に言えばトドメを刺せそうなところまで追い詰めたが、すんでのところで瞬間移動のような手段で撤退されてしまったという感じ。戦況を読んでいるようにも見えたので、武力だけでなく知力的にも、他のワイルドハントよりも高いのかもしれない。

れんげはほかの4人に対して自分が人間ではない可能性を打ち明けて、みんながそれを受け入れるという展開で今回は終了。


さて、今回一番の注目ポイントは「霞 れんげ」がすでに故人であったこと

今のれんげはその後に生まれた存在なので、記憶がないのは自然。そうなると時折思い出される「河津 ゆり(かわず ゆり)」との記憶はどういう意味だろうか?

最初はれんげが生前ゆりに会っていたと考えたが、それだと第1話の出会いのくだりがおかしくなる。間違いなくゆりのほうも初対面だったハズだ。それに生前のれんげの記憶であれば、妹すずらんの思い出が一切無いのは引っ掛かる。

というわけで大胆な予想をしてみた。現在の「霞 れんげ」という人物は記憶以外は、生前のれんげの要素で構成されていて、記憶だけはゆりが探していた幼なじみ「しらゆき ねりね」のものである可能性だ。そうであれば、ゆりのほうが気づかなかったしても納得はできる。

ただ、そうなるとゆり自身もなんらかの形で復活するパターンがあり得る。えみゅーとの記憶がない状態で戻ってこられても、微妙な空気になってしまいそうだが、はたして……。


本作シリーズレビュー


▼もめんたりー・リリィ~卒業までにしたい100のこと~ 第1話 – マンガUP!
https://www.manga-up.com/titles/1322
※スピンオフのコミカライズ作品。
 キャラクターは同一だが世界観は異なる模様。

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