
©タカヒロ・竹村洋平/集英社・魔防隊広報部
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
『第5話 姉妹、八千穂、嘲る』&『第6話 強襲、サハラ、煌めく』感想
「魔防隊」の面々がそれぞれ別の特殊能力を持っているため、
新キャラクターが登場するたびに次はどんな能力が見られるのか?
という楽しみがあり、そこで差別化を図っている点は面白い。
ただ、七番組副組長である東 日万凛(あずま ひまり)という、
他人の能力をコピーすることができる人物については少々気になった。
彼女は主人公の和倉 優希(わくら ゆうき)を奴隷(スレイブ)化する、
羽前 京香(うぜん きょうか)の能力も使えるようになってしまうのだ。
京香はこの能力だったせいで必死で鍛錬をすることになったわけだし、
同時に特殊能力を持たない主人公が戦えるようになるという、
「作品のキモ」に関わっている部分だと感じていた。
この点がコピーできてしまうと、
メインヒロインとしての京香の個性も薄くなってしまうのでは?
と心配になってしまったという感じだ。
とはいえ優希に対して2人乗りという状態で戦っていたので、
戦闘後のご褒美も京香と日万凛、2人がかりになると予想され、
その点は非常に楽しみではある。
日万凛については、優希に対しての好感度が
低いところから始まっているキャラクターなので、
ご褒美シーンのギャップもあってかなり興奮してしまう。
個人的にも日万凛はイチ押しキャラクターだし、
彼女の姉である東 八千穂(あずま やちほ)も、
能力発動条件がバカっぽくて結構好きなタイプ。
ただ今回である程度、東姉妹の問題は解決してしまったようなので、
しばらくはほかのヒロインのターンになると予想。
明かされていない背景などもあるのだろうし、
京香には今後メインヒロインとしての見せ場が待っていると期待したい。
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