
©小林大樹/SQUARE ENIX・「ラグナクリムゾン」製作委員会
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
『4話 決行』感想
前半は独り言の多いナルシスト気味な竜、
『第三位階 ディザス・トロワ』との戦いについて描かれる。
あまりにも強大な竜巻を目の前にして、
不安に思う狩竜人(かりゅうど)の男性。
怪しげな魔法使いクリムゾンに乗せられて、
戦いに巻き込まれてしまっただけなので、
冷静になって考えればその感想が出てくるのはよくわかる。
クリムゾンいわく銀気で凍らせることができるのは、
竜の血液ではなく「そこに流れる魔力そのもの」らしい。
つまりラグナが生成した弾丸を撃ち込めば、
魔力で操られた風なども凍らせることができるとのこと。
竜の特性を知り尽くしているクリムゾンは、
多くの罠を張りめぐり敵を追い詰めていく。
結果としてディザス・トロワに関しては、
竜形態になる前にアッサリ撃破してしまった。
えっ!? イイのそれで?
現実的な戦いとして考えるのならば、
完封してしまうのは正解だが、コレはフィクションだ。
敵の真の姿を見せずに、退場させてしまっていいのだろうか?
しかも主人公のラグナに関しては、
今回サポーターのようなポジションで、
ディザス・トロワにトドメを刺したのは狩竜人のおじさんたち。
おまけに見たところこちらの被害はゼロ。楽勝もいいところだ。
いかにクリムゾンが恐ろしい存在であるかを
見せるための構成だとは思うが、かなり斬新な展開だと思う。
あと意外だったのがクリムゾンが、
戦いに参加した狩竜人たちを普通に解放していたこと。
彼はかなり腹黒い性格をしているようなので、
協力してくれた人たちも命ある限り利用し続けるみたいな展開も覚悟していた。
物資も恵んであげていたし、
ラグナ以外には結構やさしい人なのかもしれない。
後半に関しては王都へ場面が移り、
先ほどの戦闘よりも5日前の出来事が描かれる。
王様の目の前に一人の少女が舞い降りる。
彼女の名前は『第一位階 アルテマティア』。
早いよ! もう一番の人出てきちゃった!?
しかも「神から『王』の位を与えられた」と言っていたので、
彼女がクリムゾンの後釜、ということになるのではなかろうか?
時間を操るという能力の持ち主なので、
未来ラグナが過去へやって来た件とも関連がありそう。
かなり手強そうな描写がされていたので、
さすがにすぐに決着がつくということはないだろうが、
やはり上位竜をサクサク討伐しすぎな気がする。
このままいくと次回にも敵の主力と
ぶつかりそうな勢いだが大丈夫か?
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