【アニメ】『ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』第6話 レビュー

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第6話『剣術大会 アベルの戦い』感想


剣術大会当日。シオン王子の従者・キースウッドが、
差し入れされる弁当についてイヤな予感がしたので、
様子を見るために調理場を訪れる。

彼の懸念は正しく、参加している女性陣の中で、
誰一人として常識的な人物はおらず、
​このままではおかしな物ができあがってしまうという状況。​

自分の主を危険な目に遭わせるわけにいかないということで、
キースウッドは自らがエプロン身につけて、調理の陣頭指揮を取る。
最終的にサンドウィッチを作ることにしたのだった。

コイツ強いしマトモだし有能なヤツだなぁと思っていたが、
ご多分にもれず彼もミーアの言動を勝手に誤解し、
彼女の評価を上げてしまうという、
本作に登場するキャラクターの運命からは逃れられないようだ。


アベル王子の初戦の相手は、因縁のある彼の兄。
ミーアとしてはギロチンが回避できれば問題ないので、
兄のほうとも関係が悪くならないようにしたいという思惑もあった。

アベルの勝敗もそれほど気にしていなかったが、
彼が今までひたむきに努力をしていた姿を思い出し、
ミーアは本心からアベル王子の勝利を願うのだった。

ミーアが自分ファーストではなく、
本当にアベルのことを思っての言葉だったので、
さりげなく挿入されたが結構グッと来たシーン

弟VS兄の戦いに関しては、
ゲス兄貴がミーアを侮辱するような発言をしたことで、
アベルが奮起して兄を打ち破るという流れになる。
王道ではあるが、それなりに燃える展開だ。


アベルは2回戦も無事突破し、
お昼のランチをはさんで、
次はアベルとシオンの対戦となる。

なお、本好きのクロエに関しては、
彼らのライバル関係に熱い視線を送っていたので、
BL的な素養があるのかもしれない。

ちなみにアベルの戦法としては、
彼の兄いわく「連合王国剣術 第一の構え」から繰り出される、
一撃必殺頼みというもの。
現実で言えば「示現流」「二の太刀要らず」の考えに近いだろうか?

元の時間軸では女性との交流も多かったので、
もう少し器用なタイプなのかと思ったが、
本来は不器用な男なのかもしれない。少し親しみを覚える。


アベル対シオンについては、
決着が着く直前に雨が降ってしまい、
途中で剣術大会が中止になってしまった。

結果的に引き分けになってしまったが、
シオンとしてもアベルをライバルと認めたようで、
彼らは今後、切磋琢磨していく関係になるのだろう。

ミーアについては自分本位による考えからの発言であっても、
基本的に周りに対してポジティブなことしか言わないので、
アベルの立場だったら本当に励みになると思う。

自分の好みで言えば、本当は好意を抱いているのに、
素直になれないキャラクターが昔は好きだったが、
今は本音はともかくとして前向きなことを言ってくれる
キャラクターに魅力を感じることが多い。
私が年を取ってしまったせいだろうか?

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