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※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
第3話「大熊師匠の秘密」感想
前回、自ら敗北を選び記憶の一部を失った「要」。
改めて「サブロー」と関係を築いていく様子が
描かれるのかと思いきや、
今回の主役は「大熊(おおくま)」だ。
彼は「青(せい)」に敗れたことで、
要や「エデン」の記憶まで失っていた。
残りの記憶(「カン」)がほとんど残っていないため、
次に敗れれば存在そのものが消えるにもかかわらず
再度、彼女に試合を申し込んでしまう大熊。
なぜ、そこまで彼が青に固執しているのか?
その理由がついに明かされた。
結論から言えば大熊は青の父親。
つまり生前2人は親子だったわけだ。
ボクサーをしていた大熊は、
娘である青に自分の技術を教えていたが、
彼は金を稼げるほど有望な選手ではなかったらしく、
家族にツライ思いをさせていた。
そんな中、娘が重い病に掛かってしまい大金が必要になり、
ある組織のお金を横領してしまう。
ところが娘を病院に連れていく途中に
組織の追っ手に見つかり殺害されたことで、
2人揃ってこの世界「クウ」にたどり着いた。
大熊は青の戦闘スタイルを見て、
彼女が自分の娘だと確信するが、
青のほうに大熊の記憶はない。
「運命のリング」で勝ち残り、
生き返ることができるのは1人だけ。
大熊は自分の「カン」を娘に譲り渡すため、
そして戦いの技術が未熟だった彼女を鍛えるために、
わざと勝負を挑んでは負けるを繰り返していたのだ。
ラスト大熊の「カン」尽きてしまったが、
具体的にどうなったかはまでは描かれずに終了。
主役2人がほとんど活躍しないエピソードではあったものの、
親子の泣ける展開を描いていたせいか、
今までで一番面白かったと思う。
大熊の生前の話についても実写パートで紹介していたが、
今までの断片的な描写ではなかったので、
話としても非常にわかりやすかった。
あと、シリアスパート多めだったのも楽しめた理由の1つ。
翻訳の関係でギャグシーンは笑いづらいので、
ストーリーをしっかりした重めの話のほうが、
感情移入がしやすい気がする。
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