【アニメ】『転生宗主の覇道譚 ~すべてを呑み込むサカナと這い上がる~』第11話まで視聴済みレビュー

アニメ

※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
©bilibili 改編自哔哩哔哩漫画人気作品《鲲吞天下》 原作者:黙

第11話「回帰」まで視聴済み感想

概要や特徴は以前触れた通りなので、興味がある方はそちらをご覧いただきたい。よかった点も悪かった点も前回のレビューと重なるところがあるが、深掘りしていこうと思う。

まず、よかった点はアクションシーン! スピード感のある動きに加えて、ド派手なエフェクトにかなりの迫力を感じたところ。

本作のバトルは「霊獣」という架空の生き物を使役して戦うというもの。『ポケモン』のような戦闘を想定してもらうとわかりやすいだろう。使用する人物によって霊獣や特殊能力も異なるので、それぞれ個性があったのもよかった。小型の霊獣は結構かわいく、デザインも悪くなかったが全体的に地味。残念ながら『ポケモン』ほど印象に残るものは無かったと思う。

作画はていねいで美しく、見るからに絵が崩れていた箇所は無かったハズ。バトルの臨場感だけなら、トップ層の作品に匹敵するほどのクオリティはあったかもしれないが、色づかいが全体的に暗いため華やかさには欠けていた。

シナリオについては、やはり翻訳モノとしてのデメリットが浮き彫りになってしまった。大まかな話の流れは理解できるものの、なじみのない言葉で表されているため物語に入り込むことができない。人名や組織名などは元言語を活かすにしても、ほかの専門用語に関しては「レベル」や「ランク」など、スッと受け入れられやすいワードに変換してもよかったのではと思う。


あと、やたらと「あおるセリフ」が多かったのも気になった。戦う前にあえてヘイト感情を集めて、倒した時のカタルシスを高める目的なのかとも思ったが、敵に限らず味方サイドも相手をバカにしたり、ナメた言い回しをしていた。

それが知的な内容の応酬であればまた別だが、割とストレートなフレーズで構成されているため、子供の悪口みたいに感じてしまうのだ。中国の文化について詳しくはないが、おそらく国民性の違いもあるのだろう。ただの挨拶みたいなものだと、勝手に解釈して視聴していた。

なお、主人公は自分の転生をバレないように振る舞っており、ほかの人間と深いつき合いにならないように配慮している。そのため魅力的な女性キャラは複数登場するが、恋愛関係に発展する様子は描かれなかった。将来的にはわからないが、少なくとも1クール目ではロマンスに期待できないだろう。


さて、私が最初のレビューで一番問題視していた、前回のエピソード振り返りついて。残念ながらこの部分が改善されることはなく、ほとんど毎話冒頭に前話の映像がダイジェストで流れていた。

今の状況を視聴者に思い出させるにしても、尺が長すぎてさすがにダレる。久しぶりに見た方であればちょうどいいのかもしれないが、この作品を連続視聴しようものなら「このシーンさっきも見た!」と思うことが延々と繰り返される。各話のダイジェストの時間を足せば、もう1話作れるほど。


あまりにも違和感がある構成なので、1つの仮説を立ててみた。実は中国ではアニメ1本の放送時間はキッチリ決まっているわけではなく、日本で放送するにあたりムリヤリ追加したのではないか、というものだ。

つまり中国では本編の時間がバラバラでもよかったが、日本はテレビ放送の都合で「23分数十秒」に尺を延ばす必要があり、そのための措置だったというオチ。それならば納得はできないにしても理解はできる。

視覚的には楽しめたので今のところそこまで悪い印象はないが、最終的な評価は1クール見終わるまでわからない。今までの傾向からして、中華製アニメは何も解決していなくても1クールで容赦なくぶった切ってしまうからだ。てゆーか、たぶんそうなるよね?


コメント

タイトルとURLをコピーしました