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©阿賀沢紅茶 2025
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キャラクターの掛け合いが魅力の学園ラブコメの最終巻!
まず、今回の表紙のメンバーが意外だった。今までの巻が2人で飾る形だったので、最後も鈴木&谷の主役コンビか、大勢であってもカップル全員集合みたいな形を予想していたからだ。
一番デカく描かれている右下の可愛い子ちゃんは誰やねん!? と一瞬考えてしまったが、前髪のデザインから判断するに「渡辺 真奈美(わたなべ まなみ)」だと思われる。本編中ではコミカルな表情が多かったので、結構ビックリしてしまったところ。
「佐藤 葵(さとう あおい)」もいることだし、今回のコンセプトは主人公「鈴木 みゆ」と距離の近い人物でまとめたのかもしれない。なお、このメンバーは最終ページの「CAST」に登場する上位7名でもある。
ちなみに「サト」も「ナベ」も脇役としてイイ仕事をしてくれたので、結構好きなキャラクター。というか本作は嫌いな登場人物がいなかったおかげか、終始非常に読みやすかったという印象である。
最終巻ということで、本作について個人的に気に入っているポイントをまとめてみた。ただ、以前に第1巻時点のレビューも公開しているので、作品全体の雰囲気について知りたい方は、先にコチラを参考にしていただければと思う。
大人買いできる巻数!
正直に言えば8巻で終わるのは早すぎるっ!と思うし、かなり寂しくもあるのだが、マンガ連載を追い続けるというのも気力体力が必要なこと。私のようなイイ歳をした大人が読むには、これぐらいのボリュームはちょうどよかったりするのだ。
さらに完結済みということで、ひと様に薦めやすいというメリットもある。オススメ作品を聞かれた場合に、すでに20巻以上出ていてまだ連載中だったりすると、ためらってしまう。私自身が人から薦められても、読むかどうかは微妙なラインだ。
無料部分のところまでは読むかもしれないが、おそらく購入に関しては悩んでしまうと思う。
時間の経過が感じられる構成!
10巻以下で完結しているので、物足りなさを感じるかと言えばそんなことは無く、むしろ満足度は非常に高い。
軽妙な掛け合いで高校生活の楽し気な日常を描いた内容だが、作中での時間経過もきちんと描いているため、展開に変化が感じられるからだと思う。
人間関係と同時に季節感も変わっていくため、テンポの良さが生まれて時間の進みを実感できるという具合だ。
世の中には尺稼ぎのせいで間延びして見えてしまう作品が少なくないので、なおさらそう見えるのかもしれない。
もちろん、いつまでも作品の世界にひたっていたいという気持ちも理解できるし、さまざまな事情があって長期連載を続けているのだろうが、1つの物語としてキレイに完結させた本作を個人的にじゃ高く評価したい。
物語のまとめ方もお見事!
可能な限りネタバレはしない方針なのでボカシて書くが、ストーリーのたたみ方も美しいし、最終話の構成も見事だったと思う。私自身は「平&東」が推しカップルだったので、1つ前の「第64話 スタートライン」が一番グッと来たエピソード。
連載中も涙腺が刺激されてしまったが、改めて見返してみてもやはりイイ! セリフといいシチュエーションといい、本当に素晴らしかったと思う。
ちなみに平&東のカップルについては、最終回目前のタイミングで公開したレビュー記事でさらっと触れていたりもするので、同好の士はこちらもご覧いただきたい。
単行本の描き下ろしでもフォローをしてくれたのはグッジョブ!
この2人の間に流れている雰囲気から、やわらかさや穏やかさを感じたところ。どういう間柄なのか判断が難しいところではあるが、自然に笑い合える関係になっていたので安心した。この結末がわかった上で1巻から読み返すと、込み上げてくるものがある。
イロイロと書かせていただいたが、ベースとしてはキュンキュンさせつつ笑えるラブコメといった作品なので、未読の方は是非お試しいただきたい!
ラブコメ好きの方に完結済みで良さげなマンガはあるか?と聞かれれば、間違いなくオススメできる作品の1つだ!






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