【マンガ】『正反対な君と僕』レビュー

※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。

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ストーリー

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元気いっぱいだけど周りの目を気にしてしまう鈴木は、
自分の意見を言える物静か男子・谷くんに絶賛片思い中。
だが周りの目が気になって普通に接せず、
いつも谷くんにダル絡みばかり。
しかしある日勇気を出して、
一緒に帰ろうと誘ってみたところ…!?
以上、公式サイトからの引用です。
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見どころ

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ギャルっぽい雰囲気の鈴木さんと、
地味で真面目なメガネ男子の谷くんという、
ギャップのある２人が織り成す恋愛模様を描いた物語。

全体的に明るく楽しい雰囲気で、
キャラクターの表情や動きを、
デフォルメされた絵柄で表現しており、
コミカルで笑えるシーンが多いのが特徴です。

コメディとして楽しめるのは間違いないですが、
登場人物の心理などもていねいに描写しているため、
恋愛モノとしてのツボを押さえている点もポイント。

気になる相手に対する秘めた想いや、
自分がどう思われているかを気にするところなど、
高校生らしい悩み持つ男女の姿が描かれます。

主役となるのは鈴木さんと谷くんなので、
この２人の関係がメインに描かれますが、
同じグループの友達について掘り下げられることも多く、
脇を固める登場人物にも結構見せ場があります。

主役以外の恋愛模様についても描写されるので、
こちらも見逃せないところです。

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感想

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高校生の仲良しグループを中心にしたストーリーなので、
リア充度はかなり高めとなっていますが、
胸キュン描写の中に適度なコミカルさを入れてくれているので、
ボクのようなおじさんでもかなり読みやすい作品です。

恋愛モノにありがちな過剰に性悪な人物などは登場せずに、
個性的で面白いキャラクターばかりという点も、
スムーズに読めた要因かもしれません。

比較的好きなキャラクターが多い本作ですが、
個人的なお気に入りは平くん。

彼は高身長でそれなりにルックスはよいですが、
高校デビューであると同時に
女子に対してのトラウマがあったりして、
イマイチ自信が持てない性格をしています。

度々ネガティブな発言や思考をしていますが、
よく周りを見ているため友達の悩みを聞いたり、
フォローするポジションに回ったりすることも多く、
人柄を良さを感じてしまうキャラクターです。

本作について注目してほしいのは、
たまにカラーで塗られたアイテムが登場するという点。

基本はモノクロのマンガですが、
デート中に登場した食べ物や小物などに、
着色がされて表現されることがあります。

話の中に一瞬だけ登場するだけだったりしますが、
それがワンポイントのアクセントになり、
思い出に残るアイテムとして際立っている気がします。

高校生のコミカルな恋愛物語を
楽しみたいという方にオススメの、
『正反対な君と僕』でした！

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