
©Akinari Asakura 2022 ©Keiga Osawa 2022 ©Iqura Sugimoto 2022
※人名、組織名などは敬称略でお伝えしております。
先の読めない展開が魅力の就活サスペンス!?
実写映画化されると聞いて読んでみたが、
映画は未見の状態なので比較はできていない。
また、元々は小説だそうでコチラに関しても未読。
コミカライズ版のみのレビューになってしまうことを、
あらかじめご了承いただければと思う。
物語はある企業の採用試験に臨む、
「6名」の男女について描かれる。
この企業は若者世代にヒットしたSNSを開発しており、
今年初めて新卒総合職の採用を開始。
破格の待遇を得られるということで、
数千人の応募者が集まったが、
最終選考に残ったのはわずか「6名」。
結果については1ヶ月後に行なわれる
「グループディスカッション」で決定されるが、
その内容次第では全員に内定を出すこともあるとのこと。
6名の男女は協力して全員での内定を目指すが、
最終選考が直前に迫ったある日のこと、
選考方法が変更になったという通知が届く。
しかも、その内容というのが内定者にふさわしい「1人」を、
「6人」で話し合って決めさせるというものだった。
事態はそれだけにとどまらず、
最終選考の場には6人の裏の顔といも言うべき、
「過去の罪」について記された封書が用意されていたのだ。
会場に封書を置いた犯人は? そして、その目的とは?
就職活動の奇妙さや理不尽さを表現しつつ、
サスペンス要素を取り入れたことで、
物語へ関心を持たせる設定になっていたと思う。
先の読めない展開は面白かったし、
伏線の張り方や回収の仕方も見事だった。
また、わずか「3巻」ながら、
物語としてキレイにまとまっている点も評価したい。
ただ、登場人物にあまり感情移入できなかったので、
個人的に好みかと言われれば微妙なところ。
特に犯人の動機に関しては、
理解はできるが納得しづらいという感想。
理屈はきちんと説明されるので、
意味がわからないワケではないが、
いくらなんでも思考が飛躍しすぎでは?
このやり方で目的をはたせると考えていたのなら、
チョットどうかしている気がするし、
犯人の主義と照らし合わせてもブレブレに感じた。
とはいえ、そう感じてしまったのも、
自分がある程度、年を重ねてしまったせいかもしれない。
絶賛、就職活動中の若人であれば、
この人物の気持ちに乗れる可能性はあるので、
その世代の方に意見を聞いてみたいところだ。
なお、『ピッコマ』であれば、
「2巻」まで「無料」で読むことができるため、
興味がおありの方はコチラをお試しいただければと思う。
▼六人の嘘つきな大学生
https://piccoma.com/web/product/119910?etype=episode
|
|


コメント